フィリピン留学を考えている方の中には、「セブは一年中どのくらい暑い?」「4月や5月の留学は暑すぎない?」「天気予報で見るHeat Indexとは何?」と気になっている方もいるでしょう。
セブは一年を通して気温が高く、PAGASAの1991~2020年の平年値では、マクタン国際空港の年間平均気温は28.1℃、平均最高気温は31.3℃です。特に4月から5月は暑さが強まり、5月の平均最高気温は32.8℃となっています。
ただし、フィリピンの暑さは気温だけでは判断できません。湿度が高い日は、気温が30℃台でも体が感じる暑さを示すHeat Indexが40℃前後まで上がることがあります。
2026年にはセブでもHeat IndexがDangerの水準に達しており、PAGASA Visayasのマクタン観測所では8月に43℃が記録されています。
この記事では、フィリピン留学専門エージェントのファーストイングリッシュが、セブの気温と暑い時期、PAGASAが発表するHeat Indexの意味、留学中に暑さが強い日をどう過ごすか、体調が悪くなった場合の対応について解説します。
Contents
フィリピン・セブの暑さは何度?一年の気温と暑い時期

フィリピンは一年を通して暖かい国ですが、月によって気温や暑さの感じ方は変わります。
セブでも比較的過ごしやすい時期と、日中の暑さが強くなる時期があります。
セブは一年を通して気温が高い
PAGASAが公表しているマクタン国際空港の1991~2020年の平年値では、年間平均気温は28.1℃、平均最高気温は31.3℃、平均最低気温は24.9℃です。
1月でも平均最高気温は29.7℃あり、日本の冬のように厚手の防寒着が必要になる寒さではありません。
留学中は半袖で過ごせる日が多く、教室、学生寮、ショッピングモールなどではエアコンが使われています。
屋外は暑くても、教室やモールでは冷房が強く感じられることがあるため、薄手の羽織ものを1枚持っていると冷房対策に使えます。
3月から5月はフィリピンで暑さが強くなりやすい
フィリピンでは3月から5月にかけて暑さが強まりやすく、セブでもこの時期は日中の気温が上がります。
マクタン国際空港の平年値でも、平均最高気温は3月31.0℃、4月32.2℃、5月32.8℃と上がっていきます。
特に4月から5月は、晴れた日の昼間に長時間歩いたり、屋外で活動したりすると暑さを強く感じます。
フィリピン留学の時期ごとの気候については、フィリピン留学は何月がおすすめ?目的別にベストシーズンと時期の選び方を解説でも紹介しています。
気温が30℃台でも体感的にはさらに暑くなることがある
セブの最高気温が32℃や33℃でも、湿度が高い日は数字以上に暑く感じます。
フィリピンの暑さを見るときは、気温だけでなく湿度も確認する必要があります。
湿度が高くなると汗が蒸発しにくくなり、体の熱を外へ逃がしにくくなります。そのため、実際の気温以上に暑く感じることがあります。
フィリピンで暑さを確認するときに使われているのが、PAGASAが発表するHeat Indexです。
フィリピンで使われるHeat Indexとは?気温との違い

Heat Indexは、天気予報に表示される気温とは別の数字です。
フィリピンではPAGASAが各地のHeat Indexを発表しており、暑さによる体への影響を判断する目安として使われています。
Heat Indexは気温と湿度から算出する体感的な暑さ
PAGASAではHeat Indexを、気温と相対湿度を組み合わせたときに人の体がどの程度暑く感じるかを表す指標として説明しています。
たとえば同じ32℃でも、湿度が低い日と高い日では体が感じる暑さが同じとは限りません。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため、Heat Indexは実際の気温より高い値になることがあります。
セブ留学では、天気予報の最高気温だけを見るのではなく、暑さが強い時期にはHeat Indexも確認すると、外出時間や屋外活動を調整する目安になります。
気温30℃台でもHeat Indexが40℃を超えることがある
Heat Indexが40℃を超えていても、実際の気温が40℃を超えているとは限りません。
2026年8月には、PAGASA Visayasのマクタン観測所でHeat Index 43℃が記録されました。
これは「セブの気温が43℃だった」という意味ではなく、気温と湿度を組み合わせた体感的な暑さの指標が43℃だったという意味です。
フィリピンの暑さについて調べる際は、気温とHeat Indexを別々の指標として確認してください。
日本の「暑さ指数WBGT」とPAGASAのHeat Indexは別の指標
日本の環境省が「暑さ指数」として公表しているWBGTは、PAGASAのHeat Indexとは別の指標です。
日本の環境省が案内するWBGTは、湿度、日射や路面などから受ける輻射熱、気温などを取り入れて算出します。
PAGASAのHeat Indexは、気温と相対湿度から体が感じる暑さを示します。
どちらも暑さによる体への影響を考えるための指標ですが、計算方法も基準となる数値も異なります。
日本で「WBGTが31以上だから危険」という基準を、そのままフィリピンのHeat Indexへ当てはめることはできません。
PAGASAのHeat Indexは何度から危険?4段階の目安

PAGASAでは、Heat Indexを体への影響によって4段階に分けています。
数字が高くなるほど暑さによる体への負担も大きくなるため、留学中の通学や観光、屋外アクティビティを考える際の目安になります。
27~32℃はCaution
Heat Indexが27~32℃の場合は「Caution」です。
この範囲でも、暑い場所で長時間活動を続けると疲労を感じることがあります。
気温に慣れていない渡航直後や屋外を長時間歩く日は、Cautionの範囲でも疲労や熱けいれんに注意が必要です。
こまめに水分を取り、暑さを感じたら日陰や冷房のある場所で休むようにします。
33~41℃はExtreme Caution
Heat Indexが33~41℃になると「Extreme Caution」です。
PAGASAでは、この範囲では熱けいれんや熱疲労が起こる可能性があり、活動を続けることで熱中症につながるおそれがあるとしています。
2026年5月16日にマクタン国際空港で予測された41℃は、このExtreme Cautionの上限にあたります。
通学や買い物で長時間歩く予定がある場合は、移動時間を短くしたり、途中で屋内へ入ったりして屋外にいる時間を減らします。
42~51℃はDanger
Heat Indexが42~51℃になると「Danger」です。
PAGASAでは、熱けいれんや熱疲労が起こりやすくなり、暑い環境に長くいると熱中症につながる可能性が高まる範囲としています。
2026年8月には、セブのマクタン観測所で43℃が記録され、このDangerに入る暑さとなりました。
留学中に滞在地域でDangerが予測されている日は、昼間に長時間歩く予定や屋外での激しい活動をできるだけ減らし、PAGASAや学校から出ている情報を確認してください。
52℃以上はExtreme Danger
Heat Indexが52℃以上になると「Extreme Danger」です。
PAGASAでは熱中症につながる危険性が非常に高い状態として扱っています。
この水準では、屋外で長時間活動する予定は避け、暑さから身を守る行動を優先してください。
学校やツアー会社から予定変更や屋外活動に関する案内が出ている場合は、その内容を確認して行動してください。
セブ留学中の暑さ対策|Heat Indexが高い日はどう過ごす?

Heat Indexは、その日の移動や屋外活動を決める目安として使えます。
その日の暑さに合わせて移動や屋外活動を変えることで、体への負担を減らせます。
通学や買い物では昼の長時間移動を避ける
セブ留学では、学校と学生寮が同じ建物にある学校もあれば、寮から校舎まで徒歩や車で移動する学校もあります。
通学以外にも、ランチ、買い物、カフェ、両替などで昼間に外へ出る機会があります。
Heat Indexが高い日は、Grabなどを使えば炎天下を歩く時間を短くできます。
徒歩で移動する場合も、一度に長く歩き続けるのではなく、ショッピングモールやカフェなど冷房のある場所を利用しながら移動します。
外出時はこまめに水分を取り、直射日光を避ける
暑い日は、喉が渇いてからまとめて飲むのではなく、外出中も水分を取るようにします。
PAGASAもHeat Indexが高い日には、水分を十分に取ることや、暑い時間帯の屋外活動を減らすことを呼びかけています。
帽子や日傘などで直射日光を避けます。
水分補給に加えて、Heat Indexが高い日は屋外にいる時間そのものを短くすることも必要です。
アイランドホッピングなど屋外活動ではHeat Indexを確認する
セブ留学では、週末にアイランドホッピング、ビーチ、市内観光などへ出かける方も多くいます。
ボート上やビーチでは長時間直射日光を受けることがあります。
週末の予定を立てる際は、雨の予報だけでなく、その日のHeat Indexも確認してください。
Dangerレベルが予測されている場合や体調がよくない場合は、屋外で過ごす時間を短くする、予定を変更するなど、その日の状況に合わせて判断します。
教室・寮の冷房と屋外の温度差にも注意する
セブの多くの語学学校では、教室や学生寮でエアコンを使用しています。
屋外が暑い日は、冷房の効いた教室や寮では屋外との温度差から寒く感じることがあります。
冷房が寒く感じる場合は、薄手の長袖を使ったり、学校で調節できる場合はエアコンの設定を確認したりします。
屋外の暑さだけでなく、冷房の効いた室内との温度差にも対応できる服装を用意しておきましょう。
フィリピン留学中に熱中症が疑われる症状が出たらどうする?

高いHeat Indexの中で活動すると、脱水、熱けいれん、熱疲労、熱中症などの熱に関連する体調不良が起こることがあります。
暑い日に体調がおかしいと感じた場合は、そのまま授業や外出を続けないでください。
めまい・強い疲労・吐き気などがあれば無理をしない
暑い場所で過ごしたあとに、めまい、強い疲労感、頭痛、吐き気などが出た場合は、無理に活動を続けないようにします。
症状だけで熱中症と自己判断はできませんが、高温の中で体調が悪くなったら、まず活動を止めて休んでください。
授業中であれば先生や学校スタッフへ伝え、外出中であれば冷房のある施設や日陰など暑さを避けられる場所へ移動してください。
涼しい場所へ移動して学校スタッフへ伝える
留学中に暑さで体調が悪くなった場合は、まず暑い場所から離れます。
学生寮や学校にいる場合は、学校スタッフへ症状を伝えてください。
必要に応じて学校から近隣の医療機関を案内してもらえる場合があります。
入学時に、体調不良時の連絡先と受診までの流れも確認しておきましょう。
意識障害など重い症状がある場合はすぐに医療機関へ
呼びかけへの反応がおかしい、意識がもうろうとしている、意識を失ったなど明らかに重い症状がある場合は、通常の休憩だけで様子を見続けないでください。
周囲の人が学校スタッフや現地の緊急窓口へ連絡し、医療機関での対応につなげてください。
本人の意識がはっきりしない状態で無理に水を飲ませるなど、自己判断だけで対応することも避けます。
フィリピン留学中の病気や体調不良、病院を受診する場合の考え方については、フィリピン留学で注意したい病気・体調不良対策完全ガイド|予防接種・常備薬・受診方法もあわせてご覧ください。
親子留学では子どもの体調変化を早めに確認する
DOHも、子どもを暑さの影響を受けやすい人の一つとして注意喚起しています。
親子留学では、大人が大丈夫でも子どもが同じように暑さへ対応できるとは限りません。
ビーチやプール、市内観光などで夢中になって遊んでいると、水分補給や休憩の間隔が長くなることがあります。
顔色、汗のかき方、元気があるか、いつもと違う様子がないかを保護者が確認し、暑さが強い日は予定を詰め込みすぎないようにしてください。
Heat Indexを確認してフィリピン留学中の暑さに備えよう

フィリピン・セブは一年を通して気温が高く、特に3月から5月は暑さが強まりやすい時期です。
ただし、留学中の暑さを判断するときは最高気温だけでは十分ではありません。PAGASAが発表するHeat Indexを見ることで、気温と湿度を合わせた体感的な暑さを確認できます。
Heat Indexは27~32℃がCaution、33~41℃がExtreme Caution、42~51℃がDanger、52℃以上がExtreme Dangerです。2026年にはマクタン観測所でも43℃が記録され、Dangerの水準に達しています。
暑さが強い日は、通学や買い物で長時間歩く時間を減らし、週末の観光やアイランドホッピングでもHeat Indexを確認して予定を調整してください。
また、体調がおかしいと感じた場合は無理に授業や外出を続けず、暑い場所から離れて学校スタッフへ相談することが大切です。
ファーストイングリッシュでは、授業内容や留学費用だけでなく、渡航時期、学校の立地、学生寮、通学方法など、現地での過ごし方も確認しながら語学学校をご案内しています。
「暑さが苦手なので留学時期を相談したい」「親子留学で子どもが過ごしやすい学校を選びたい」「セブとバギオではどちらが自分に合う?」といったご相談も、お気軽にファーストイングリッシュへお問い合わせください。
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