
フィリピンの有名人と聞いて、誰を思い浮かべますか。
日本ではマニー・パッキャオの名前を知っている方も多いですが、フィリピンにはスポーツ、音楽、ミュージカル、国際的なコンテストなど、さまざまな分野で世界で実績を残した人物がいます。
さらに、ブルーノ・マーズやオリヴィア・ロドリゴのように、アメリカを拠点に活動しながらフィリピンにルーツを持つ世界的スターもいます。
一方、日本人の中にもフィリピンのテレビ番組への出演やスポーツを通じて、現地で名前を知られるようになった人がいます。日本とフィリピンでは、同じ人物でも知名度が大きく違うことがあります。
この記事では、フィリピン留学専門エージェントのファーストイングリッシュが、国際大会や世界的な賞などで実績を残したフィリピン人、フィリピンにルーツを持つ海外スター、フィリピンとのつながりが深い日本人を紹介します。
Contents
世界的に有名なフィリピン人【スポーツ編】

フィリピンのスポーツ界には、プロボクシングの世界タイトルやオリンピックなど、国際舞台で大きな実績を残してきた選手がいます。
マニー・パッキャオ|世界8階級を制したフィリピンのボクシングスター
フィリピンを代表する世界的なスポーツ選手の一人がマニー・パッキャオです。
パッキャオはフライ級からスーパーウェルター級まで、ボクシング史上唯一となる8階級で世界タイトルを獲得したことで知られています。2025年には国際ボクシング殿堂入りも果たしました。
世界王者になっただけではなく、階級を上げながらオスカー・デ・ラ・ホーヤ、ミゲール・コット、ファン・マヌエル・マルケスなど世界的な選手と対戦してきたことも、パッキャオが世界で知られる理由です。
8階級制覇と国際ボクシング殿堂入りという実績からも、パッキャオはフィリピン国内だけでなく、世界のボクシング史に名を残す選手です。
フィリピンでボクシングやバスケットボールがどのように親しまれているのかについては、フィリピンで人気のスポーツは?バスケットボール・ボクシング・バレーボールを紹介で詳しく紹介しています。
ヒディリン・ディアス|フィリピン初のオリンピック金メダリスト
フィリピンのオリンピック史を変えた選手が、重量挙げのヒディリン・ディアスです。
東京2020オリンピックの女子55kg級で金メダルを獲得し、フィリピンにとって史上初となるオリンピック金メダルをもたらしました。
この大会ではスナッチ97kg、クリーン&ジャーク127kg、合計224kgを記録し、合計重量でも当時のオリンピック記録を樹立しています。
フィリピンは1924年からオリンピックへ参加してきましたが、金メダル獲得まで約1世紀を要しました。ディアスの金メダルは、フィリピンがオリンピックへ参加して以来初めて獲得した金メダルです。
ディアスは2016年のリオデジャネイロオリンピックでも銀メダルを獲得しています。長年にわたって世界の重量挙げで結果を残した末に、東京大会でフィリピン初の金メダルへ到達しました。
カルロス・ユーロ|パリ五輪で2つの金メダルを獲得した体操選手
2024年のパリオリンピックで2つの金メダルを獲得したフィリピン人選手が、体操のカルロス・ユーロです。
男子種目別の床運動で金メダルを獲得すると、続く跳馬でも金メダルを獲得しました。フィリピンの選手が一つのオリンピックで2個の金メダルを獲得したのは初めてです。
ヒディリン・ディアスが2021年にフィリピン初のオリンピック金メダルを獲得してから3年後、ユーロはフィリピン史上初となるオリンピック2冠を達成しました。
フィリピン政府も帰国したユーロを称え、他のオリンピック選手とともにマニラで歓迎行事が行われました。
世界的に有名なフィリピン人【音楽・エンタメ編】

フィリピンから世界へ進出した人物はスポーツ選手だけではありません。ブロードウェイ、ロック、世界的なビューティーページェントでも、フィリピン出身者が大きな実績を残しています。
レア・サロンガ|トニー賞を受賞した世界的ミュージカル女優
フィリピンを代表する世界で活躍するミュージカル俳優が、レア・サロンガです。
ミュージカル『ミス・サイゴン』でキム役を演じ、1991年にトニー賞のミュージカル主演女優賞を受賞しました。
レア・サロンガはディズニー作品でも歌声を担当しています。
ディズニー映画『アラジン』ではジャスミン、『ムーラン』ではムーランの歌唱パートを担当しました。
ブロードウェイとディズニー作品の双方で国際的な実績を残している、フィリピンを代表するエンターテイナーです。
アーネル・ピネダ|世界的ロックバンドJourneyのボーカリスト
世界的なロックバンドJourneyでリードボーカルを務めるアーネル・ピネダも、フィリピン出身です。
Journey加入のきっかけとなったのが、YouTubeに投稿されていた歌唱動画です。
Journeyのギタリスト、ニール・ショーンが新しいボーカリストを探していた際、YouTubeに投稿されていたピネダの歌唱動画を発見しました。フィリピンで活動していたピネダの映像を何本も確認した後、アメリカへ招き、バンドへの加入につながりました。
Journeyは「Don’t Stop Believin’」「Open Arms」などの楽曲で世界的に知られ、1億枚を超えるレコードセールスを記録しているロックバンドです。ピネダは現在もJourney公式サイトでリードボーカルとして掲載されています。
ピア・ウォルツバック|Miss Universe 2015に輝いたフィリピン代表
フィリピンでは、ビューティーページェントも大きな注目を集める分野です。その中でも世界的に知られる人物の一人がピア・ウォルツバックです。
フィリピン代表として出場したMiss Universe 2015で優勝し、フィリピン人として3人目のMiss Universeとなりました。
この大会では、司会者が一度コロンビア代表を優勝者として発表した後に結果が訂正され、ウォルツバックの優勝が発表される出来事もあり、大会そのものが世界的なニュースになりました。
ウォルツバックはモデルや俳優、司会者としても活動してきましたが、世界で名前を知られる最大のきっかけとなったのはMiss Universeでの優勝です。
フィリピンにルーツを持つ世界的スターもいる

ブルーノ・マーズやオリヴィア・ロドリゴも、フィリピンに家族のルーツを持つ世界的スターです。
ただし、2人はいずれもアメリカ生まれのアーティストです。前のH2で紹介したフィリピン出身者とは分けて見ていきます。
ブルーノ・マーズ|フィリピンにルーツを持つ世界的シンガー
ブルーノ・マーズは、アメリカ・ハワイ州ホノルル生まれのシンガーソングライターです。
母親のバーナデット・サン・ペドロ・バヨットはフィリピン出身で、ブルーノ・マーズは母親側にフィリピンのルーツを持っています。
「Just the Way You Are」「Uptown Funk」「24K Magic」など数々の世界的ヒット曲を持ち、グラミー賞でも多数の受賞歴があります。2026年のグラミー賞までで16回の受賞を記録しています。
ブルーノ・マーズはフィリピン生まれではなく、アメリカ・ホノルル生まれで、母親がフィリピン出身のアーティストです。
オリヴィア・ロドリゴ|フィリピン系アメリカ人として世界で活躍
「drivers license」や「good 4 u」などで世界的な人気を獲得したオリヴィア・ロドリゴも、フィリピンにルーツを持っています。
アメリカ生まれのアーティストで、本人は自身を「half Filipina」と表現しています。
2021年のデビューアルバム『SOUR』は世界各国でヒットし、第64回グラミー賞では最優秀新人賞を含む3部門を受賞しました。
2024年10月には自身初となるフィリピン公演をPhilippine Arenaで開催しています。本人にとって初めてのフィリピン訪問でもあり、自身のルーツを持つ国での公演として大きく報じられました。
ブルーノ・マーズと同じく、オリヴィア・ロドリゴも「フィリピン出身の歌手」ではありません。フィリピン系アメリカ人として世界で活躍する人物です。
フィリピンで有名な日本人は誰?

一方、日本人の中にもフィリピンとの結びつきが強く、現地メディアやスポーツを通じて名前を知られている人物がいます。
日本で有名だからフィリピンでも有名とは限りません。ここでは、フィリピンのテレビ出演、フィリピン代表としての競技歴、フィリピン人スターとの対戦など、現地との具体的な接点がある人物を紹介します。
Fumiya Sankai(三海郁弥)|Pinoy Big Brotherで人気になった日本人
フィリピンのエンターテインメント界で活躍した日本人として知られているのが、Fumiya Sankai(三海郁弥)さんです。
日本出身のクリエイターで、2017年にフィリピンへ語学留学し、動画を通じてフィリピン文化や日本文化を発信してきました。
知名度が大きく上がったのが、2019年にフィリピンの人気リアリティ番組「Pinoy Big Brother: Otso」へ出演したことです。日本人のハウスメイトとして番組に参加し、Adult Batch 2のBig 4にも入りました。
番組終了後もABS-CBNのテレビ番組やデジタルコンテンツなどへ出演し、フィリピンで活動を続けています。2025年にはABS-CBNが、FumiyaさんがArtist of the Yearを受賞したことも報じています。
Pinoy Big Brotherへの出演後も現地で活動を続け、フィリピンと日本の両方をテーマにした発信を続けています。
笹生優花|フィリピン代表として世界で活躍した日本国籍のプロゴルファー
プロゴルファーの笹生優花選手も、フィリピンとのつながりが非常に深い日本人選手です。
フィリピンで生まれ、フィリピン人の母親と日本人の父親を持ちます。2021年の全米女子オープンではフィリピン代表として優勝し、男女を通じてフィリピン初のゴルフメジャー王者となりました。
2018年のアジア大会ではフィリピン代表として個人・団体の金メダルを獲得し、東京2020オリンピックにもフィリピン代表として出場しています。
その後は日本を代表して競技するようになり、2024年の全米女子オープンでは日本代表として再び優勝しました。USGA史上初めて、同大会を異なる2カ国を代表して制した選手となりました。
現在のLPGA公式プロフィールでは日本の選手として掲載されていますが、2021年の全米女子オープン優勝や東京2020オリンピックなど、フィリピン代表として大きな実績を残しています。
井上尚弥|ドネアとの名勝負でフィリピンのボクシングファンにも知られる
日本のボクサー、井上尚弥選手も、フィリピンで試合が報じられてきた日本人選手です。
Fumiya Sankaiさんのようにフィリピンのテレビを中心に活動した人物ではなく、井上選手とフィリピンとの接点はボクシングです。
代表的なのが、2019年11月に行われた「World Boxing Super Series」バンタム級決勝です。
対戦相手は、フィリピン出身の世界王者ノニト・ドネアでした。試合は12ラウンドまで続く激戦となり、井上選手が判定で勝利。WBSS優勝とともに複数の世界タイトルを手にしました。
フィリピンの政府系通信社Philippine News Agencyも、この試合結果をドネア側から報じています。
そのため井上尚弥選手を「フィリピン人なら誰でも知っている日本人」と表現するのは適切ではありませんが、世界戦を追うフィリピンのボクシングファンに知られる日本人選手の一人です。
フィリピン人から日本人がどのように見られているのかについては、フィリピン人から見た日本人はどんな印象?留学前に知りたい性格・文化の違いもあわせてご覧ください。
有名人の話題はフィリピン留学中の会話のきっかけにもなる

フィリピンの有名人を知っておくと、留学中の雑談でも話題を見つけやすくなります。
スポーツが好きな先生なら、マニー・パッキャオやカルロス・ユーロについて話せるかもしれません。音楽が好きな先生なら、レア・サロンガ、アーネル・ピネダ、ブルーノ・マーズ、オリヴィア・ロドリゴなどから会話を始められます。
「Who is the most famous Filipino athlete?」「Do you know any famous Japanese people?」のような短い質問でも、相手が好きなスポーツや音楽、テレビ番組の話へ広がります。
また、日本ではあまり知られていない人物の名前がフィリピンではすぐ通じることもあります。反対に、日本では非常に有名な芸能人でも、フィリピンではほとんど知られていない場合があります。こうした知名度の違いは、現地の人と話すことで見えてくる違いの一つです。
フィリピンには、世界のボクシング史に名を残すマニー・パッキャオ、フィリピン初のオリンピック金メダリストとなったヒディリン・ディアス、パリ五輪2冠のカルロス・ユーロ、ブロードウェイで評価されたレア・サロンガ、世界的ロックバンドで歌うアーネル・ピネダなど、国際舞台で活躍してきた人物がいます。
さらに、フィリピンにルーツを持つブルーノ・マーズやオリヴィア・ロドリゴ、フィリピンとのつながりが深いFumiya Sankaiさん、笹生優花選手、井上尚弥選手もいます。有名人の話題から、フィリピンで人気のスポーツや音楽、テレビ番組について先生に聞いてみるのもよいでしょう。
ファーストイングリッシュでは、英語を学ぶことだけでなく、現地の人と実際に話し、フィリピンの文化に触れる経験も留学の魅力だと考えています。授業で覚えた英語を使って、好きなスポーツ選手や歌手について先生に聞いてみてください。
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