フィリピン留学を検討するとき、必ず考えるものの一つに「フィリピン人」のことがあります。
彼らはどんな気質・性格なのか。そして私たち日本人はそんな彼らとどのような関係を築くことができるのか。あらかじめ現地の人々に関する知識を仕込んでおくと、彼らとのコミュニケーションがスムーズになります。
そこで今回の記事では、「フィリピン人」に焦点を絞り、日本人との共通点や相違、円滑なコミュニケーションに必要なものなどをまとめました。
この記事の内容を頭に入れておいて、フィリピン留学中の現地人とのコミュニケーションに存分にお役立てください。それでは早速みてみましょう。
Contents
フィリピン人から見た日本人はどんな印象?

フィリピン留学を考えるとき、「フィリピン人から見ると、日本人はどのような印象を持たれているのだろう」と気になる方もいるのではないでしょうか。
フィリピンでは、語学学校の先生やスタッフ、現地で出会う人々と日常的に関わる機会があります。そのため、フィリピン人から見た日本人の印象を知っておくことは、留学中のコミュニケーションをよりスムーズにするうえで役立ちます。
もちろん、すべてのフィリピン人が同じ印象を持っているわけではありません。しかし、フィリピン留学の現場では、日本人に対して「礼儀正しい」「真面目」「少し控えめ」といった印象を持たれることが多くあります。
礼儀正しく、時間や約束を大切にする印象を持たれやすい
日本人は、フィリピン人から見ると礼儀正しく、時間や約束を大切にする人が多いという印象を持たれやすいです。
語学学校でも、授業時間を守る、先生の話をしっかり聞く、あいさつやお礼をきちんと伝えるといった姿勢は、フィリピン人講師にとって好印象につながります。特にフィリピン留学では、マンツーマン授業で先生と近い距離で学ぶことが多いため、こうした日々の態度は信頼関係を築くうえで大切です。
また、日本人は相手に迷惑をかけないように行動しようとする傾向があります。そのため、授業中や学校生活の中でも、周囲に配慮しながら過ごす姿勢が伝わりやすいです。
一方で、あまりにも遠慮しすぎると、自分の希望や困っていることが相手に伝わりにくくなる場合もあります。わからないことがあるときや、授業内容を調整してほしいときは、遠慮せずに先生やスタッフへ伝えることも大切です。
英語に不安があっても、真面目に学ぶ姿勢が好印象につながる
フィリピン留学に参加する日本人の中には、「英語がうまく話せない」「発音に自信がない」と不安を感じている方も少なくありません。
しかし、フィリピン人講師は英語を学ぶ生徒に慣れているため、最初から完璧な英語を求めているわけではありません。むしろ、うまく話せなくても一生懸命伝えようとする姿勢や、授業に真面目に取り組む姿勢が好印象につながります。
日本人は、間違えることを恥ずかしく感じやすく、授業中に発言をためらってしまうことがあります。しかし、フィリピン人講師は明るく励ましてくれる人が多く、間違いながらでも話すことで少しずつ英語に慣れていくことができます。
フィリピン留学では、英語力そのものだけでなく、「話そうとする姿勢」「質問する姿勢」「学び続ける姿勢」がとても大切です。日本人の真面目さは、フィリピン人講師との関係づくりにおいても大きな強みになります。
控えめで遠慮がちに見えることもある
日本人は、フィリピン人から見ると控えめで、少し遠慮がちな印象を持たれることもあります。
フィリピン人は、初対面でも明るく話しかけたり、感情を表情や言葉で表したりすることが多いです。そのため、日本人の静かな反応や控えめな態度が、「緊張しているのかな」「楽しんでいないのかな」と受け取られることもあります。
もちろん、無理に明るく振る舞う必要はありません。ただ、フィリピン留学中は、あいさつを少し大きな声でしてみる、授業中にリアクションを返す、わからないときは「もう一度お願いします」と伝えるなど、小さな意思表示を意識するとコミュニケーションが取りやすくなります。
フィリピン人はフレンドリーで人との距離が近い方も多いため、最初は戸惑う場面があるかもしれません。しかし、相手の文化や接し方を知っておくことで、現地での交流を前向きに楽しみやすくなります。
フィリピン留学では、英語を学ぶだけでなく、文化の違いを知りながら人と関わる経験も大きな学びになります。日本人らしい礼儀正しさや真面目さを大切にしながら、少しずつ自分から話しかける姿勢を持つことで、フィリピン人の先生や現地の人との関係も築きやすくなるでしょう。
日本とフィリピンの歴史的関係
まずは、前提知識として簡単な日本・フィリピン間の「歴史」について一緒に学んでいきましょう。
私たちはアメリカやヨーロッパの歴史は学校で詳しく学ぶ場合が多いですが、日本とフィリピンの関係についてご存知の方はそれほど多くはないかと思います。実は、日本とフィリピンの関係は私たちの想像以上に深いのです。
1941年12月、当時行われていた太平洋戦争で、日本軍はフィリピンに上陸し、その翌年にフィリピンにいたアメリカ極東陸軍を追い払い、当時の司令官「マッカーサー」を追放します。アメリカからの「解放」という意味で、フィリピン人は当時、日本軍を「解放軍」として歓迎しました。
しかし、日本軍はせっかく歓迎してくれたフィリピンに対して、厳しい軍事兵糧の調達を依頼します。この時要請された軍需品は、当時のフィリピンの国力ではとても用意できる分量ではありませんでした。
そんな「圧政」をしいた日本に対し、フィリピンは「フクバラハップ」という抗日組織を結成し、日本軍に反抗していきます。日本軍への「期待」は、すぐさま「失望」へと変わってしまったのです。この日比の戦いは、日本軍30万、フィリピン軍11万の死傷者を出すほどの大規模な戦となってしまいました。
日本人とフィリピン人の共通点

日本人とフィリピン人には、あまり共通点は多くはないのですが、大きく2つ共通点があります。それは次の二つです。
・似たような食べ物を食べる
・行事を大切にする
「似たような食べ物を食べる」という項目に関して、これはもしかしたら、日本とフィリピンの地理的な位置が近いことに由来するのかもしれません。例えば、主食。フィリピン人も日本人も、普段の主食は「お米」です。他にも豆腐、麺類、海老など、様々な食べ物が日本とフィリピンの間で共通しています。
「行事を大切にする」という項目に関して、日本人とフィリピン人は共に行事を大事にする傾向があります。例えば、日本とフィリピンにおいては「お正月にお飾りをする」という共通の行事があります。
日本では、お正月になると丸いお餅を飾りますよね。もちろんその名前は「鏡餅」です。一方、フィリピンでも同じように、お正月には同じく丸い食べ物を飾るのです。ただ、お餅ではなく食材はフルーツ中心なのが日本の鏡餅と違うところですね。このように日本とフィリピンの間では「行事を大切にする」という共通点があるのです。
また、フィリピン人の多くはキリスト教徒です。そのため、12月のクリスマスや春のホーリーウィークを非常に大事にします。
フィリピン人と日本人の性格・文化の違い
日本人とフィリピン人では、異なる点がいくつかあります。日本人と比較して、フィリピン人によく見られる傾向をざっくりまとめると、以下の3つです。
・フレンドリーに他人に接する
・嫉妬心が強い
・「相手を助ける」ことを念頭に置いて行動する
「フレンドリー」という点に関して、フィリピン人は日本人に比べて社交的な人が多いのです。フィピン留学に来た日本人学生の多くが「フィリピン人とはすぐに仲良くなれる」と、フィリピン人に好意的な印象を持っています。心の障壁が日本人に比べて少なく、結果としてすぐに友達になれるのです。
「嫉妬心が強い」という項目に関して、フィリピン人は非常に嫉妬深いのが特徴で、特に女性に顕著に見られます。男女関係だけではなく、仕事場や同性同士の関わり合いにおいても嫉妬を覚えるのがフィリピン人の特徴で、万一お付き合いすることになったら十分に注意すべきです。
フィリピンは昔スペインに支配されていた影響でキリスト教を信仰している人が多い国です。なので、女性の貞操観念が他の国に比べてちゃんとしているのです。宗教的なバックグラウンドも合わせて押さえておくと良いでしょう。
「相手を助ける精神性」に関して、フィリピン人は常に「相手を思う」気持ちを念頭に置いています。
というより、相手を思うのが好き、と行った感じでしょうか。これはフィリピン人ではなく、インド人などにも見られる傾向です。とにかく相手に喜んでもらうのが好きなのです。街で困ったことがあれば、気軽に近くにいる住民の方に話しかけて見てください。きっと喜んであなたの問題を解決してくれるはずですよ。
フィリピン留学でフィリピン人と良い関係を築くコツ
フィリピン人と日本人、お互いうまくやっていくために、必要なもの。最後にこれについて考えて見たいと思います。
「お互いにうまくやっていく」の定義を、ここでは「お互いにストレスなく、意思伝達をスムーズに行えること」とします。その場合、必要になってくるのは「お互いの英語力」と、「お互いがお互いのバックグラウンドを理解しておくこと」の二つです。とはいえ、相手の英語力と、相手の日本人に対する理解は、この記事を見て変えることは不可能です。
なので、ここで重要なのは「私たちの英語力」と「私たちのフィリピン人理解」の二つに自然に限られてきます。この記事の読者の皆様は、「英語力」に関してはフィリピン留学で向上させようとしておられることでしょう。となると、自然と、「フィリピン人理解」に落ち着くわけです。「お互いにうまくやる」ために私たちが今できることは「フィリピン人理解」なのです。
例えば、フィリピン人に声をかけられた場合を考えて見ましょう。私たちは、知らない人に話しかけられると戸惑いますよね。それは日本人の気質として、他人との間にはある程度の心理的バリアがあり、そのバリアがない人に違和感を覚えるからです。
しかし、フィリピンにおいて知らない他者と楽しく話すことは極めて普通のことです。それは上述のフィリピン人の「フレンドリーさ」を知っていればお分かりでしょう。しかし、そのフィリピン人の知識がなければ、日本にいた時と同様に「なんかこの人怪しいな」と先入観で判断してしまい、貴重な触れ合いの時間を放棄してしまうことになるかもしれません。
フィリピン人が「嫉妬心が強い」ということを理解できていれば、嫉妬心を生み出すような行為を未然に意識して防げるわけです。
こうしたフィリピン人に関する知識が留学する皆様の頭の中にあるかどうかで、彼らとのコミュニケーションの質は大幅に改善されるのです。
フィリピン人から見た日本人の印象を知り、留学前の不安を減らそう
ここまでフィリピン人と日本人の相性や共通点について、ご紹介しましたがいかがでしょうか。
あらためて強調しておきますが、円滑な関係を築いていくために、今できる最も重要なことは「フィリピン人の理解」です
その理解を、この記事を通して深めていただき、楽しく充実したフィリピン生活を送ることができれば、筆者としては幸いです。
ぜひフィリピン留学で英語力アップを目指しましょう!
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