
フィリピン留学を検討している方から、「授業が多いなら復習しなくても伸びますか?」「授業後はどれくらい勉強した方がいいですか?」というご相談をいただくことがあります。
フィリピン留学は、マンツーマン授業を中心に1日何コマも授業を受けられる環境です。日本にいるときより英語に触れる時間は大きく増えますが、授業を受けるだけで英語が定着するわけではありません。
その日に講師から直された表現、言えなかったフレーズ、聞き取れなかった単語をそのままにしてしまうと、翌日以降の授業でも同じ表現でつまずきやすくなります。
この記事では、フィリピン留学中に必要な復習時間の目安、1日2時間の復習でやること、授業後の勉強計画、義務自習がある学校を選ぶメリットまで、ファーストイングリッシュの視点で解説します。
Contents
フィリピン留学中の復習時間はどれくらい必要?

フィリピン留学中は、最低でも1日2時間の復習時間を確保することをおすすめします。
1日6コマから8コマほど授業を受ける場合、授業中に出てくる新しい単語、表現、文法、発音の指摘はかなり多くなります。授業中は理解できたつもりでも、夜に自分だけで言い直してみると、意外と口から出てこないことがあります。
英語を伸ばすには、授業で学んだ内容をその日のうちに自分の口で使い直す時間が必要です。復習時間を最初から予定に入れておくことで、授業を受けっぱなしにせず、授業で出てきた英語を会話で使いやすくなります。
最低でも1日2時間の復習時間を確保したい
フィリピン留学中の復習は、1日2時間を一つの目安にしてください。
2時間と聞くと長く感じるかもしれませんが、授業が終わったあとにまとめて2時間勉強する必要はありません。授業の合間にメモを見返し、夕食後にその日の内容を声に出し、寝る前に翌日の授業で使いたい表現を確認するだけでも、合計で2時間前後になります。
特に初心者の方は、授業中に講師の説明を聞くだけで精一杯になり、ノートを見返しても何を復習すべきか分からない状態になりやすいです。その日のうちに見返し、自分の言葉で言い直す時間を取ることで、翌日の授業につながります。
1日2時間の復習は、余裕がある人だけがやるものではありません。フィリピン留学の授業量を成果につなげるために、最初から予定に入れておきたい時間です。
授業数が多いほど復習時間も必要になる
フィリピン留学では、学校やコースによって1日の授業数が変わります。
マンツーマン授業が4コマのコースと、8コマ前後あるコースでは、1日に学ぶ内容の量が違います。授業数が多いコースを選ぶほど、復習に必要な時間も増えると考えておきましょう。
授業数を増やせば英語に触れる時間は増えますが、その分だけ新しい表現や課題も増えます。復習時間を確保できないまま授業だけを詰め込みすぎると、頭に入った内容を使う前に次の授業に進んでしまいます。
1日8コマ以上の授業を受ける場合は、授業後の2時間復習に加えて、授業の合間にも短く見返す時間を作ると効果的です。
マンツーマン授業の受け方について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
フィリピン留学のマンツーマン授業で伸びる人・伸びない人|効果を出す受け方を解説
短期留学ほど受けっぱなしにしない意識が大切
1週間から2週間の短期留学では、毎日の復習が特に重要です。
短期留学は滞在期間が限られているため、「帰国してから復習すればいい」と考えてしまうと、現地で学んだ内容を使う機会が少ないまま終わってしまいます。
授業で講師に直された表現をその日の夜に言い直し、翌日の授業で実際に使う。この流れを作ることで、短い期間でも英語を話す感覚が残りやすくなります。
短期留学では、観光や買い物を楽しむ時間もありますが、毎日最低2時間は復習に使うと決めておくと、帰国後に「もっとやっておけばよかった」と感じにくくなります。
授業を受けっぱなしにすると英語が定着しにくい理由
フィリピン留学では、講師と1対1で話す時間が多いため、授業中は「英語をたくさん使えた」と感じやすいです。
ただ、授業中に講師のサポートがある状態で言えた英語と、自分一人で考えて言える英語は同じではありません。講師が言い換えてくれた表現、ヒントがあれば言えた文、何となく聞き取れた単語は、復習しないとすぐに抜けてしまいます。
英語を定着させるには、授業後にもう一度、自分だけで思い出して使う時間が必要です。
その場で理解できても翌日には忘れやすい
授業中は講師がゆっくり話してくれたり、表情やジェスチャーで助けてくれたりします。そのため、授業中には理解できたように感じることがあります。
しかし、翌日に同じ表現を使おうとすると、単語が出てこない、文の順番がわからない、発音に自信がないということはよくあります。
これは、授業中に理解した内容が、まだ自分で使える状態まで固まっていないからです。授業後に何も見ずに言い直す時間を作ることで、理解した英語を使える英語に変えていきます。
講師に直された表現を使い直す時間が必要
マンツーマン授業では、講師が文法や単語、発音をその場で直してくれます。
たとえば、自分では「I went to shopping」と言っていたところを、講師が「I went shopping」と直してくれることがあります。このとき、ノートに書くだけで終わると、次の会話でも同じ間違いをしやすくなります。
直された表現は、その日のうちに声に出して何度も使い直す必要があります。自分の生活や仕事、趣味に置き換えて文を作ると、次の授業でも使いやすくなります。
講師に直された英語を復習ノートに残すだけでなく、口で言える状態まで戻すことが、フィリピン留学中の復習では欠かせません。
ノートを見返すだけでは話せる英語になりにくい
復習というと、授業中に取ったノートを読むだけで終わってしまう方もいます。
もちろん、ノートを見返すことは必要です。ただし、読むだけでは英会話の場面で口から出る英語にはなりにくいです。
フィリピン留学中の復習では、ノートを見たあとに必ず声に出す時間を作りましょう。講師に直された文を3回から5回読み、何も見ずに言えるか試し、自分のことに置き換えて別の文を作るところまで行うと、授業で学んだ表現を使う練習になります。
「見ればわかる英語」と「話せる英語」の間には差があります。復習では、その差を埋めることを意識しましょう。
1日2時間の復習でやるべきこと

1日2時間の復習では、授業内容をすべて最初からやり直す必要はありません。
優先したいのは、その日に言えなかった英語、講師に直された表現、翌日の授業で使いたい単語やフレーズです。
復習の目的は、ノートをきれいに作ることではなく、次の授業で前日より少し多く話せる状態を作ることです。
その日に言えなかった英語表現を声に出す
授業中に言いたかったのに言えなかった表現は、復習で最優先に扱いましょう。
たとえば、「週末は友達と外食しました」「仕事ではお客様対応をしています」「子どもの英語力を伸ばしたいです」と言いたかったのに英語が出てこなかった場合、その日のうちに英語へ戻すことが必要です。
授業後に日本語でメモしておき、英語に直して、声に出して練習します。翌日の授業で同じ内容をもう一度使うと、記憶に残りやすくなります。
フィリピン留学では毎日講師と話す機会があるため、復習した表現をすぐに試せます。この流れを作ることで、英語が少しずつ自分の言葉になっていきます。
講師に直された文を自分の言葉で作り直す
講師に直された文は、そのまま暗記するだけではなく、自分の言葉で作り直すことが必要です。
たとえば、講師に「I want to improve my speaking skill.」と直してもらった場合、その文を読むだけで終わらせず、「I want to improve my pronunciation.」「I want to improve my listening skill.」のように、単語を入れ替えて練習します。
一つの正しい文から、似た形の文をいくつも作れるようになると、会話で使える場面が増えます。
復習では、講師の訂正文をそのまま残すだけでなく、自分の生活や目的に合わせて作り直すことを意識しましょう。
翌日の授業で使いたい単語やフレーズを準備する
復習時間の最後には、翌日の授業で使いたい単語やフレーズを決めておくと効果的です。
フィリピン留学では、毎日授業があります。前日に用意した英語を翌日の授業で試せるため、復習した内容をすぐ試せることが大きなメリットです。
たとえば、次の日に旅行の話をしたいなら、観光、予約、移動、食事に関する単語を準備します。仕事の話をしたいなら、自分の職種、業務内容、よく使う表現を英語で言えるようにしておきます。
翌日の授業で使う前提で復習すると、ただ覚えるだけの勉強になりにくく、会話につながる学習になります。
フィリピン留学中の復習スケジュール例

復習時間は、1日のどこかでまとめて取る方法もありますが、留学中は授業、食事、洗濯、買い物、友人との時間もあります。
そのため、1日2時間の復習を一度に確保するのが難しい場合は、短い時間に分けると続けやすくなります。
授業直後、夕食後、寝る前に分けて復習すると、無理なく続けやすくなります。
授業の合間に10分ずつメモを見返す
授業の合間には、10分だけでもその直前の授業内容を見返しましょう。
講師に直された表現、発音を注意された単語、うまく言えなかった文を短くメモしておき、次の授業が始まる前に確認します。
授業が終わってから何時間も経つと、どの場面で何を直されたのか忘れやすくなります。授業直後に見返すことで、記憶が残っているうちに復習できます。
1回10分でも、午前と午後で数回行えば、まとまった復習時間になります。
夕食後に1時間まとめて復習する
夕食後は、その日の授業内容をまとめて復習しやすい時間です。
まず、授業中に直された文を見返し、声に出して読みます。次に、言えなかった表現を英語に直し、自分の言葉で言えるか試します。最後に、翌日の授業で使いたい表現を決めておくと、復習が次の授業につながります。
夕食後の1時間は、スマホを見たり友人と話したりしているうちに過ぎてしまいやすい時間でもあります。留学中に英語を伸ばしたい方は、夕食後の1時間を復習の固定時間にしておくと、学習のリズムを作りやすくなります。
寝る前に30分だけ音読して口に出す
寝る前の30分は、声に出す復習に向いています。
その日に講師に直された文、翌日に使いたい表現、発音を注意された単語を声に出して確認します。長時間かける必要はありませんが、最後に声に出して終えることで、翌日の授業で使いやすくなります。
寝る前は、新しい文法を詰め込むより、その日に習った表現を声に出す練習の方が向いています。
「読むだけで終わらない」「声に出して終わる」という流れを作ると、授業で学んだ英語が会話に出やすくなります。
義務自習がある学校を選ぶメリット

フィリピンの語学学校には、授業後に義務自習の時間を設けている学校があります。
義務自習とは、決められた時間に自習室や教室で勉強する制度です。学校によっては、平日の夜に自習時間が組まれていたり、スタッフや講師に質問できる時間があったりします。
自分だけでは復習が続かない方、授業後に外出やスマホで時間を使いすぎてしまいそうな方には、義務自習がある学校が合う場合があります。
First English Global Collegeの1日の流れについては、こちらの記事も参考にしてください。
First English Global Collegeの1日のスケジュールを大公開!
自分だけでは勉強が続かない人に向いている
留学中は、授業が終わったあとに自由時間があります。
友人と食事に行く、買い物に出る、部屋で休むなど、過ごし方はさまざまです。ただ、自由時間が多いほど、復習を後回しにしてしまう方もいます。
義務自習がある学校では、授業後の勉強時間があらかじめ決まっているため、自分の意思だけに頼らず学習時間を確保できます。
特に、短期で集中したい方、試験対策をしたい方、保護者の方がお子さまの単独留学を検討している場合には、義務自習の有無が学校選びの判断材料になります。
復習時間が時間割に組み込まれていると習慣化しやすい
復習は、毎日同じ時間に行う方が続きやすいです。
義務自習が時間割に入っている学校では、授業、食事、自習の流れが決まっているため、復習を生活の一部にしやすくなります。
自分で毎日「今日は何時から勉強しよう」と考える必要がなく、決められた時間に机に向かうだけで復習時間を確保できます。
英語学習に慣れていない方ほど、自由に任されるより、ある程度スケジュールが決まっている方が成果につながりやすいことがあります。
自由時間を重視する人は義務自習の有無を確認する
義務自習がある学校は、集中して勉強したい方には向いています。
一方で、放課後に仕事をしたい社会人の方、現地での外出や友人との交流も重視したい方、親子留学でお子様のケアがある方には、義務自習が負担になる場合もあります。
学校によって、義務自習の時間、対象コース、外出ルール、欠席時の扱いは異なります。申し込み前に、自分の留学目的と生活スタイルに合うか確認しておきましょう。
自由度の高い学校と管理型の学校では、放課後の過ごし方が大きく変わります。復習時間を確保したいのか、自由時間を広く取りたいのかを考えたうえで学校を選ぶことが必要です。
復習時間を確保しやすい学校選びのポイント

フィリピン留学で復習時間を確保できるかどうかは、本人の意識だけでなく、学校の環境にも左右されます。
授業数が多い学校、自習室が使いやすい学校、スタッフに学習相談できる学校、義務自習がある学校など、放課後の勉強環境は学校ごとに違います。
留学後に「授業が多すぎて復習できない」「自習する場所がない」「何を復習すればよいかわからない」とならないように、申し込み前に確認しておきましょう。
授業後に自習室を使えるか確認する
復習時間を確保したい方は、授業後に自習室を使えるか確認しておきましょう。
学校によっては、教室や自習スペースを夜まで利用できる場合があります。部屋では集中しにくい方、ルームメイトがいると勉強しにくい方には、自習室の使いやすさが重要です。
また、自習室の利用時間だけでなく、席数、Wi-Fi環境、静かに勉強できる雰囲気も見ておくと安心です。
留学中は、授業時間だけでなく、授業後にどこで復習するかまで考えて学校を選ぶことが必要です。
講師やスタッフに学習相談できるか確認する
復習を続けるには、何を復習すればよいかが決まっていることも欠かせません。
授業中に直された内容が多すぎると、どこから復習すればよいかわからなくなることがあります。そのようなとき、講師やスタッフに学習相談できる学校であれば、優先して取り組む内容を決めやすくなります。
英語初心者の方は、文法、単語、発音、リスニングのすべてを同時に伸ばそうとして、かえって復習が続かなくなることがあります。
講師やスタッフに相談しながら、今の自分に必要な復習内容を絞ることで、毎日の勉強を続けやすくなります。
授業数と復習時間のバランスでコースを選ぶ
フィリピン留学では、授業数が多ければ多いほどよいと考える方もいます。
しかし、授業数が多くても、復習時間がまったく取れない状態では、学んだ内容が定着しにくくなります。特に初心者の方や、久しぶりに英語を学ぶ社会人の方は、授業数だけでなく復習時間まで含めてコースを選ぶことが必要です。
短期で集中したい方は、授業数を多めにしつつ、夜の復習時間を確保できる学校が向いています。仕事や親子留学と両立したい方は、授業数を詰め込みすぎず、自分のペースで復習できるコースを選ぶ方が合う場合もあります。
オプションクラスや放課後の学習時間について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
フィリピン留学のオプションクラスって?放課後と早朝を上手に使って英語力アップ
まとめ|フィリピン留学は復習時間まで決めておくと成果につながりやすい

フィリピン留学中は、最低でも1日2時間の復習時間を確保することをおすすめします。
マンツーマン授業を多く受けられるフィリピン留学では、英語を話す機会が増えます。ただし、授業中に理解した内容をその日のうちに声に出して使い直さなければ、翌日以降に同じ表現を使えないことがあります。
復習では、その日に言えなかった英語、講師に直された文、翌日の授業で使いたい単語やフレーズを中心に練習しましょう。ノートを読むだけで終わらせず、声に出すところまで行うことがポイントです。
自分だけでは勉強が続かない方は、義務自習がある学校を選ぶ方法もあります。一方で、自由時間を重視したい方は、義務自習の有無や時間帯を事前に確認しておく必要があります。
授業数、復習時間、自習環境のバランスまで考えて学校を選ぶことで、フィリピン留学中の学習時間を成果につなげやすくなります。






