
夏休みや春休みを利用して子どものフィリピン留学を考えているものの、「日本の学校の宿題は終わらせられる?」「英語の授業だけで一日が終わってしまわない?」と心配している保護者の方もいるのではないでしょうか。
フィリピンのジュニアキャンプでは、朝から夕方まで英語の授業があり、学校によっては夕食後の自習や週末のアクティビティも予定されています。英語の勉強に集中できるのは魅力ですが、日本の学校から出された宿題にも取り組めるのかは、出発前に確認しておきたいところです。
実際には、日本の学校の宿題に取り組む時間を設けているジュニアキャンプもあります。ただし、宿題の量や留学期間によっては、現地での学習時間だけでは終わらないこともあります。出発前に宿題の量を確認し、現地で進める分を決めておきましょう。
この記事では、小学生・中学生がフィリピン留学中に日本の宿題を進める方法について、学年や留学期間に合わせた学習時間の決め方、教科ごとの進め方を紹介します。担任の先生や留学先に確認しておきたい内容も説明しますので、子どもの英語留学を検討している方は参考にしてください。
フィリピン留学中でも日本の学校の宿題はできる?

フィリピン留学中でも、日本の学校の宿題に取り組むことはできます。小学生・中学生向けのジュニアキャンプには、英語の授業とは別に日本の宿題をする時間が設けられているプログラムがあります。
ただし、すべてのジュニアキャンプに宿題時間があるわけではありません。英語の授業後にも単語テストの準備や英語日記、グループ活動などがあり、日本の宿題に使える時間が限られる学校もあります。
そのため、フィリピン留学中に日本の宿題を終わらせたい場合は、自由時間の長さだけでなく、実際に勉強できる時間が毎日どれくらいあるのかを確認する必要があります。
フィリピンのジュニアキャンプには日本の宿題時間があるプログラムもある
ファーストイングリッシュが紹介しているセブ島ジュニアキャンプでは、日本の学校の宿題に取り組む時間を設けているプログラムがあります。
過去に開催されたジュニアキャンプでは、夕食後に日本の宿題タイムが用意され、子どもたちは持参した計算ドリルや漢字の宿題などに取り組んでいました。英語の授業とは別に、日本の学校の宿題を進める時間が組み込まれています。
また、2026年春休みのジュニアキャンプ紹介でも、夜に英語の復習と日本の宿題に取り組む時間が案内されています。
このようなプログラムでは、毎日のスケジュールに宿題時間があるため、子どもたちも決められた時間に勉強に取り組めます。
ただし、宿題時間があることと、学校から出された課題をすべて終わらせられることは別です。計算や漢字のように短時間で進められる課題もあれば、読書感想文や自由研究のように、ある程度まとまった時間が必要な宿題もあります。
また、スタッフが宿題時間を見守っていても、日本の学校で習う算数や数学の問題を一つずつ教えてもらえるとは限りません。スタッフが宿題に取り組む様子を見守ることと、分からない問題を教えることは別のサポートです。
ジュニアキャンプの授業や生活、宿題時間については、ファーストイングリッシュのジュニアキャンプでも紹介しています。
英語の授業と日本の宿題を両立するには時間割の確認が必要
フィリピンのジュニアキャンプでは、1日に6〜8コマ程度の英語授業を受けるプログラムがあります。授業終了後にも夕食、英語の復習、翌日の準備などがあり、日本の宿題に使える時間は学校によって異なります。
例えば、午後5時に英語の授業が終わる場合でも、すぐに日本の宿題を始められるとは限りません。夕食や入浴、グループ活動が予定されていれば、宿題に取り組めるのは夜になることもあります。
また、夜の自習時間が英語の予習や復習に使われる場合もあります。日本の宿題にも取り組めるのか、それぞれに何分程度の時間があるのかを確認しておきましょう。
特に小学生の場合、朝から英語の授業を受けた後に長時間の宿題を続けると、集中力が続かなくなることがあります。現地では英語を学ぶことが主な目的なので、日本の宿題を詰め込みすぎて睡眠時間を削ることは避けたいところです。
出発前には、授業終了時間、夕食時間、日本の宿題に取り組める時間、就寝時間を確認しておきましょう。週末に観光やアクティビティがある場合は、その日にも宿題時間があるのか確認してください。
小学生・中学生がフィリピン留学中に確保したい学習時間

フィリピン留学中に日本の宿題を進める時間は、小学生と中学生で分けて考える必要があります。小学生では漢字や計算、読解、作文などの課題があり、中学生になると教科数が増え、数学や英語のワーク、国語の読解問題など、時間のかかる宿題も増えてきます。
ここでは、小学生は1日30分〜1時間、中学生は1日1〜2時間を学習計画の目安として紹介します。ただし、これは日本の学校や語学学校が定める標準時間ではありません。実際に必要な時間は宿題の量と子どもの学習状況によって変わるため、現地の時間割に合わせて調整してください。
小学生は1日30分〜1時間を目安に宿題を進める
小学生がフィリピン留学中に日本の宿題を進める場合は、1日30分〜1時間程度から学習計画を考えるとよいでしょう。
小学1年生や2年生であれば、漢字の書き取りや計算ドリルなど、短い時間で終わる課題を中心に進めます。30分続けて勉強することが難しければ、15分ずつに分けて取り組む方法もあります。
小学3年生や4年生になると、割り算や分数、文章題など、考える時間が必要な問題も増えてきます。毎日進めるページを決めておくと、宿題がどれくらい残っているのかを子ども自身も把握しやすくなります。
小学5年生や6年生では、算数の応用問題や国語の読解問題などに時間がかかる場合があります。簡単な計算問題は平日に進め、時間がかかる課題は出発前や休日に取り組むなど、内容によって学習する日を分けてもよいでしょう。
例えば、漢字練習に15分、算数のドリルに20分、読書に15分という計画なら、合計50分です。現地で確保できる宿題時間が30分の場合は、読書を出発前や別の日に回すなど、無理のない量に調整します。
小学生の場合は、毎日進めるページ数や問題数を決めておくと、宿題をためずに進めやすくなります。最初から多くの課題を予定するのではなく、現地での生活に慣れるまでは少なめの量から始めてもよいでしょう。
中学生は1日1〜2時間を目安に教科別の宿題を進める
中学生の場合は、数学、英語、国語、理科、社会など、複数の教科から宿題が出されます。夏休みには教科ごとのワークに加えて、作文や調べ学習などが課されることもあります。
そのため、中学生がフィリピン留学中に宿題を進める場合は、1日1〜2時間を目安に考えましょう。ただし、英語授業の時間が長いジュニアキャンプでは、毎日2時間を確保できるとは限りません。
例えば、宿題時間を1時間確保できる日は、数学30分、英語15分、国語15分というように教科を分けて進められます。数学の問題が難しくて予定より時間がかかった場合は、別の教科を翌日に回して調整します。
また、日本の学校の英語とフィリピン留学中の英語授業は、必ずしも学習内容が一致するわけではありません。現地で英会話を学んでいても、日本の学校から出された文法問題や単語の書き取りは、英会話の授業とは別に進めておきましょう。
特に中学3年生は、高校受験に向けた課題や模試の復習がある場合もあります。英語留学中だからといって数学や国語の勉強を止めてしまうのではなく、帰国後の学習予定も考えて必要な課題を進めましょう。
宿題の量が多い場合は、渡航前に終わらせられる部分を先に進め、留学中は毎日取り組む必要がある教科を中心に学習する方法がおすすめです。
フィリピン留学の期間別|1週間・2週間・1ヶ月の宿題の進め方
フィリピン留学中の宿題計画は、留学期間によっても変わります。1週間の短期留学と1ヶ月の留学では、日本の宿題に取り組める日数が異なるため、出発前に終わらせる量と現地で進める量を変える必要があります。
1週間の留学なら、渡航前にできる宿題を多めに進めておく方法がおすすめです。現地での生活に慣れるまで数日かかる子どももいるため、到着直後から毎日多くの課題をこなす計画は避けた方がよいでしょう。
2週間の留学では、日本の宿題を毎日少しずつ進める計画が立てやすくなります。例えば、出発前に計算ドリルを10ページ終わらせ、現地では1日2ページずつ進めるなど、残りのページ数から必要な学習量を決めます。
1ヶ月の留学では、週ごとに終わらせる課題を決める方法が適しています。例えば、1週目に漢字ドリルを10ページ、2週目に算数のワークを10ページというように、残りの課題を週ごとに割り振ります。提出期限までに終わるよう、出発前に全体のページ数を確認しておきましょう。
ただし、留学期間が長ければ宿題時間を十分に確保できるとは限りません。英語の授業や課外活動が多い学校では、日本の宿題をする時間が限られることもあります。
どの期間でも、帰国日の直前まで宿題を残さないことが大切です。帰国後に登校日や始業式がすぐにある場合は、移動による疲れや生活リズムの変化も考えて、余裕を持って終わらせる計画にしましょう。
フィリピン留学中に日本の宿題を無理なく進める方法

フィリピン留学中に日本の宿題を進めるには、すべての課題を現地へ持っていくのではなく、現地で進める課題を出発前に決めておきましょう。
計算ドリルや漢字練習のように短時間で進められる宿題と、読書感想文や自由研究のように準備が必要な宿題では、進め方を変える必要があります。
国語・算数・数学は毎日取り組む課題を決めておく
日本の学校の宿題で、フィリピン留学中にも取り組みやすいのが漢字練習や計算ドリル、数学の問題集などです。必要な教材と筆記用具があれば、決められた宿題時間に進められます。
小学生の算数なら、1日2ページずつ計算ドリルを進める、漢字を1日5文字ずつ練習するなど、取り組む量を具体的に決めておくとよいでしょう。
中学生の場合は、数学のワークを毎日2〜3ページ進めるなど、問題集のページ数から学習計画を作ります。ただし、応用問題や初めて学ぶ単元では、予定したページ数を終えるまでに時間がかかることもあります。
その場合は無理に先へ進まず、分からなかった問題に印を付けておき、帰国後に学校の先生へ質問する方法もあります。現地で解けなかった問題はそのままにせず、帰国後に解き直す時間も予定しておきましょう。
国語の読解問題については、短い文章なら現地でも取り組めますが、長文読解や作文は疲れている時間帯に進めにくい場合があります。時間が必要な課題は、留学前に終わらせるか、宿題時間を長めに確保できる日に取り組みましょう。
なお、学校の教科書やワークをすべて持参すると荷物が重くなります。出発前に必要なページを確認し、学校が認めている範囲で教材を持参してください。
読書感想文・自由研究は出発前に準備しておく
夏休みの宿題には、読書感想文や自由研究など、本や資料を集めたり、テーマを決めたりする時間が必要な課題もあります。
読書感想文がある場合は、出発前に本を選び、できれば読み終えておくと現地での負担を減らせます。印象に残った場面や感想をメモしておけば、フィリピン留学中に文章を書く際にも役立ちます。
一方、自由研究は、テーマによってはフィリピンでの経験を生かせる場合があります。例えば、日本とフィリピンの食文化の違いや、現地で見かけた植物、街中で使われている英語表現などを調べることもできます。
ただし、自由研究のテーマや提出方法は日本の学校によって異なります。海外で調べた内容を自由研究として提出できるかどうかは、出発前に担任の先生へ確認してください。
また、現地で写真を撮る場合は、撮影場所のルールや周囲の人のプライバシーにも配慮する必要があります。
読書感想文や自由研究を帰国後に一から始めると、残りの夏休みが少ない場合に負担が大きくなります。テーマ決めや資料集めなど、出発前にできる準備を進めておくとよいでしょう。
英語の授業で疲れた日は宿題の量を調整する
フィリピン留学では、普段より長い時間英語を使う生活になります。特に英語初心者の子どもは、講師の話を聞き取ったり、自分の考えを英語で伝えたりするだけでも疲れることがあります。
そのような日に、日本の学校の宿題を予定どおり終わらせようとすると、寝る時間が遅くなり、翌日の英語授業にも疲れが残ってしまいます。
例えば、1時間の宿題を予定していても、疲れが強い日は漢字練習を15分だけ行い、残りは別の日に進める方法があります。反対に、余裕がある日は計算ドリルを少し多めに進めるなど、毎日の体調に合わせて調整します。
また、週末にアクティビティが予定されている場合は、宿題に使える時間が平日より少なくなることもあります。休日にまとめて宿題をするつもりだったのに、観光から戻ったら疲れて勉強できなかったということがないよう、事前にスケジュールを確認しておきましょう。
留学中は日本の宿題を終わらせることだけが目的ではありません。英語の授業や海外での生活を十分に経験できるよう、睡眠時間や休憩時間も確保したうえで宿題を進めることをおすすめします。
フィリピン留学前に日本の学校と確認しておきたいこと

フィリピン留学中に日本の宿題を進めたい場合は、日本の学校と留学先の両方に、宿題の進め方を確認しておきましょう。
特に夏休みの宿題は、学校や学年によって内容が異なります。出発前に課題の範囲や提出期限が分かっていれば、現地へ持参する教材や必要な学習時間を決めやすくなります。
担任の先生に宿題の範囲と提出期限を確認する
フィリピン留学が決まったら、まずは日本の学校の担任の先生に、留学期間と帰国予定日を伝えておきましょう。
夏休みや春休みに留学する場合は、宿題の範囲と提出期限を確認します。出発日が夏休み開始直後の場合は、宿題がいつ配布されるのかも確認しておく必要があります。
例えば、夏休みが始まってすぐに2週間のフィリピン留学へ出発する場合、宿題を受け取ってから渡航日までの時間がほとんどないことがあります。事前に課題を受け取れるかどうかは、学校へ相談してください。
また、出発前に終わらせられる宿題と、留学中に進める宿題を分けておくと、現地へ持参する教材を減らせます。
学期中にフィリピン留学する場合は、宿題だけでなく、留学期間中に日本の学校で進む授業内容も確認しましょう。特に算数や数学は、留学中に習う予定だった単元を学ばないまま帰国すると、次の授業で分からない問題が出てくることがあります。帰国後にどの単元から学習を再開するのかも確認しておきましょう。
なお、学期中の欠席の扱いや授業の補習については、学校ごとに対応が異なります。留学を理由とした欠席がどのように扱われるかについても、担任の先生や学校へ直接確認してください。
日本の学校のタブレット・オンライン教材はフィリピンでも使える?
日本の小学校や中学校では、タブレット端末やオンライン教材を使って宿題を出す学校もあります。
ただし、学校から貸与されているタブレットは、海外への持ち出しが認められていない場合があります。端末を持参する前に、学校の利用ルールを確認してください。
また、海外への持ち出しが認められていても、フィリピンから学校指定の教材へログインできるとは限りません。学校のネットワーク設定や利用制限によっては、海外からのアクセスが制限されることがあります。
出発前には、使用する教材のログイン方法やパスワード、インターネット接続の必要性を確認し、可能であれば学校に海外利用の可否を問い合わせておきましょう。
ジュニアキャンプによっては、スマートフォンやタブレットの利用時間に制限があります。学校支給の端末を持参できても、子どもが自由な時間に使用できるとは限らないため、留学先のルールも確認が必要です。
なお、ファーストイングリッシュの過去のジュニアキャンプでは、通常のタブレット持ち込みに制限がありながらも、宿題で使用する場合に限って宿題時間中の利用を認める案内がありました。ただし、現在参加するプログラムでも同じ対応とは限らないため、申込前に確認してください。
オンライン教材を使えない可能性がある場合は、学校に相談したうえで紙の問題集やプリントなど、インターネットを使わずに進められる課題を準備しておくとよいでしょう。
留学先の学校に日本の宿題時間とサポート内容を確認する
フィリピン留学中に日本の宿題を進めたい場合は、留学先の語学学校にも事前に確認しておきましょう。
日本の宿題に取り組む時間が毎日のスケジュールに含まれているかどうかは、特に確認しておきたい内容です。宿題時間がある場合でも、何分程度なのか、英語の自習と共通の時間なのかによって、進められる課題の量は変わります。
宿題時間中にスタッフが見守ってくれるのか、日本の学校の勉強について質問できるのかも確認してください。日本人スタッフが常駐している学校でも、算数や数学などの教科学習を指導するサービスが含まれているとは限りません。
さらに、学校支給のタブレットやオンライン教材を利用したい場合は、持ち込みと使用が認められているか、Wi-Fiに接続できるかも確認しておきましょう。
ファーストイングリッシュでは、小学生・中学生を対象としたフィリピン留学やジュニアキャンプについて、参加時期やプログラムの内容に応じたご相談を承っています。
日本の学校の宿題が多い場合や、現地での学習時間が心配な場合は、申込前に宿題の内容や必要な学習時間をお知らせください。ご希望のプログラムで対応できる内容を確認し、ご案内いたします。
まとめ|フィリピン留学と日本の学校の宿題は両立できる

フィリピン留学中でも、日本の小学校や中学校の宿題に取り組むことはできます。実際に、日本の宿題タイムを設けているジュニアキャンプもあり、英語の授業と日本の学校の勉強を両立できる環境があります。
ただし、宿題を終わらせられるかどうかは、留学先の時間割や課題の量によって異なります。小学生は1日30分〜1時間、中学生は1日1〜2時間を学習計画の目安としながら、実際に確保できる時間に合わせて調整してください。
また、1週間や2週間の短期留学では、出発前に宿題をある程度進めておくと現地での負担を減らせます。読書感想文や自由研究など、準備に時間がかかる課題は、渡航前から取り組んでおくことをおすすめします。
フィリピン留学では、日本では経験できない英語の授業や海外生活に触れられます。日本の宿題を終わらせることだけに時間を使うのではなく、英語の授業や現地での体験を楽しめるよう、出発前から計画を立てておきましょう。
ファーストイングリッシュでは、小学生・中学生のフィリピン留学やジュニアキャンプについて、留学期間や英語力、現地での生活に関するご相談を承っています。
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