
留学を検討している方から、「英語を話せるようになりたいなら、フィリピン留学とニュージーランド留学のどちらが向いていますか?」というご相談をいただくことがあります。
どちらも英語を学べる留学先ですが、授業中に話せる量、講師との距離、クラスの人数、授業外で英語を使う場面は大きく異なります。特にスピーキングを重視する場合は、国のイメージだけで選ぶのではなく、自分がどの環境なら英語を話しやすいかを考えることが必要です。
フィリピン留学はマンツーマン授業を中心に、講師と1対1で英語を話す時間を確保しやすいことが特徴です。一方、ニュージーランド留学は多国籍なクラスや現地生活の中で、さまざまな相手と英語を使う機会があります。
この記事では、スピーキング重視で留学先を選びたい方に向けて、フィリピン留学とニュージーランド留学の違いを、授業中に話す量、初心者の発言しやすさ、短期留学での伸ばし方に絞って、ファーストイングリッシュの視点で解説します。
Contents
スピーキング重視ならフィリピン留学とニュージーランド留学は何が違う?

スピーキングを伸ばしたい場合、フィリピン留学とニュージーランド留学の大きな違いは、授業中に自分が英語を話す時間です。
フィリピン留学では、マンツーマン授業を多く受けられる学校が多くあります。講師と1対1で話すため、発音、文法、言い換え方、会話の進め方をその場で見てもらいやすい環境です。
ニュージーランド留学では、グループ授業を通して、他国の留学生と一緒に学ぶことが一般的です。英語を使う相手が講師だけではなく、クラスメイトや現地の人にも広がります。
ただし、どちらがよいかは英語力によって変わります。英語を話すことに慣れていない方と、すでにある程度自分の意見を英語で言える方では、合う環境が違います。
フィリピン留学はマンツーマンで話す時間を確保しやすい
フィリピン留学の大きな特徴は、マンツーマン授業を中心に英語を学べることです。
スピーキングを伸ばしたい方にとって、英語を聞くだけの時間より、自分の口で英語を話す時間がどれだけあるかは重要です。マンツーマン授業では、講師が目の前にいるため、質問に答える、説明する、言い直す、別の表現に言い換えるといった練習を何度も行えます。
グループ授業では、発言する順番を待つ時間がありますが、マンツーマンでは授業時間の多くを自分の発話に使えます。英語を話すことに慣れていない方でも、周りの生徒を気にせず練習しやすい点は大きなメリットです。
特に、短期で英語を口に出す量を増やしたい方、発音や文法の間違いをその場で直してほしい方、会話中に言葉が止まりやすい方には、フィリピン留学のマンツーマン授業が合いやすいです。
ニュージーランド留学は多国籍クラスで実践的に話す場面が多い
ニュージーランド留学では、多国籍クラスで英語を学ぶ学校が多くあります。
授業では、講師だけでなく、さまざまな国や地域から来たクラスメイトと一緒に会話練習や意見交換を行うことがあります。英語を使う相手が固定されにくいため、発音や話し方が異なる相手の英語に触れやすい点が特徴です。
また、授業外でも、カフェ、スーパー、交通機関、ホームステイ、アルバイト、地域での活動など、現地生活の中で英語を使う場面があります。英語を学ぶだけでなく、実際の生活で使いたい方にとっては、ニュージーランド留学も有力な選択肢です。
ただし、多国籍クラスでは、自分から発言する姿勢が必要です。英語が聞き取れない、発言のタイミングが分からない、間違いを気にして黙ってしまう方は、授業中の発話量が思ったほど増えないことがあります。
英語力によって話しやすい環境は変わる
スピーキング重視の留学では、留学先の国だけでなく、今の英語力に合わせて選ぶことが大切です。
英語初心者や、英語を話すことに強い不安がある方は、いきなり多人数のグループで発言するより、まずは1対1で話す練習を重ねる方が合いやすいです。講師が自分のペースに合わせてくれるため、分からないところで止めてもらいやすくなります。
一方、すでに簡単な自己紹介や意見交換ができる方は、ニュージーランドのような多国籍クラスや現地生活の環境を活かしやすくなります。自分から話しかける力がある方は、授業外でも英語を使う機会を作れます。
スピーキングを伸ばしたいからといって、誰にとっても同じ留学先が正解になるわけではありません。今の英語力と、どの場面なら発言しやすいかを考えて選びましょう。
授業中に話す量で比較するフィリピン留学とニュージーランド留学

スピーキングを伸ばすには、授業中にどれだけ自分が英語を話せるかが重要です。
フィリピン留学とニュージーランド留学では、授業形式が異なるため、同じ1時間の授業でも自分が話す量は変わります。フィリピン留学では講師との1対1のやり取りが多く、ニュージーランド留学ではクラス全体で学ぶ時間が中心になりやすいです。
留学先を比較するときは、「英語環境にいるか」だけでなく、「自分が発言する時間がどれくらいあるか」を見ておく必要があります。
フィリピン留学と欧米留学の大きな違いについては、こちらの記事も参考にしてください。
欧米留学とフィリピン留学を徹底比較|費用・授業・生活・向いている人の違い
初心者は1対1の方が発言しやすい場合がある
英語初心者の方は、1対1の授業の方が発言しやすい場合があります。
グループ授業では、他の生徒の英語力が気になったり、間違えることを恥ずかしく感じたりして、発言をためらう方がいます。講師の質問に答える前に、他の生徒が先に答えてしまい、自分が話す機会を逃すこともあります。
マンツーマン授業では、講師の質問に答えるのは自分だけです。言葉に詰まっても、講師が別の言い方を示したり、単語を補ったりしながら、会話を続けてくれます。
初心者にとって大切なのは、完璧な英語を話すことではなく、まず声に出してみることです。その最初の練習に取り組みやすいのが、フィリピン留学のマンツーマン授業です。
グループ授業では自分から発言する力が必要になる
ニュージーランド留学のグループ授業では、自分から発言する力が必要になります。
多国籍クラスでは、発言に慣れている留学生が積極的に話すことがあります。自分の意見を英語で言える人にとっては刺激になりますが、英語に自信がない方は、聞いているだけの時間が増えてしまうことがあります。
グループ授業を活かすには、分からないときに質問する、意見を求められたときに短くても答える、クラスメイトとのペアワークで自分から話すといった姿勢が必要です。
すでに英語で簡単なやり取りができる方であれば、ニュージーランドのグループ授業は実践的な練習になります。一方、まだ英語を口に出すこと自体に慣れていない方は、発話量を確保できるかを慎重に考えましょう。
短期留学では話す順番を待つ時間も考える
1週間から4週間の短期留学では、授業中に自分が話す時間が特に重要です。
短期留学は期間が限られているため、英語環境に慣れてきたころに帰国日が近づいてしまうことがあります。そのため、留学初日からどれだけ英語を口に出せるかが成果に影響します。
グループ授業では、クラス全体で説明を聞く時間や、他の生徒の発言を聞く時間があります。もちろん、それも英語学習には必要ですが、短期でスピーキングを伸ばしたい場合は、自分が実際に話す時間が足りているかを見ることが大切です。
フィリピン留学では、マンツーマン授業を多く組み込めるため、短期間でも話す練習を増やしやすいです。限られた休みを使って英会話力を上げたい方には、発話量を確保しやすい環境が合いやすいです。
スピーキング初心者にフィリピン留学が向いている理由

スピーキング初心者にとって、フィリピン留学は始めやすい留学先の一つです。
英語を話すことに慣れていない方は、「間違えたらどうしよう」「聞き返されたら恥ずかしい」「何を言えばよいか分からない」と感じることがあります。そうした不安が強い場合、多人数のクラスよりも、講師と1対1で話せる環境の方が練習しやすくなります。
フィリピン留学では、講師が生徒の英語レベルに合わせて授業を進める学校が多く、英語が苦手な方でも会話練習を始めやすいです。
間違えてもその場で講師に直してもらいやすい
スピーキングを伸ばすには、間違いをそのままにしないことが大切です。
マンツーマン授業では、講師が生徒の発言を聞きながら、文法、発音、単語の使い方、より自然な表現をその場で確認してもらいやすくなります。たとえば、言いたいことは伝わっていても、時制がずれている、単語の選び方が不自然、発音が聞き取りにくいといった点を授業中に確認できます。
グループ授業では、全員の発言を細かく直す時間が限られることがあります。一方、マンツーマンでは、自分の間違いに合わせて練習を続けられるため、同じミスを繰り返しにくくなります。
英語を話す量を増やすだけでなく、自分が話した英語をその場で直してもらえることは、フィリピン留学の大きな強みです。
自分のレベルに合わせて会話練習を進めやすい
スピーキング初心者は、いきなり長い意見を英語で話す必要はありません。
最初は、自己紹介、好きなもの、昨日したこと、週末の予定、仕事や学校の話など、身近な内容から始める方が話しやすくなります。マンツーマン授業では、生徒のレベルや目的に合わせて、短い文から会話を広げていくことができます。
講師が生徒の様子を見ながら、質問のレベルや話すスピードを調整してくれるため、分からないまま授業が進んでしまうリスクを減らせます。
英語を話すことに自信がない方は、まず自分のことを英語で言えるようにすることが重要です。フィリピン留学では、その練習を毎日の授業で繰り返しやすい環境があります。
英語を話すことへの抵抗を減らしやすい
スピーキング初心者にとって、最初の壁は英語力だけではありません。
英語で話すことへの抵抗や恥ずかしさも、大きな壁になります。頭では単語を知っていても、実際に人前で話そうとすると声が小さくなる方もいます。
フィリピン留学のマンツーマン授業では、講師と1対1で話す時間が多いため、英語を声に出すことに慣れやすくなります。毎日授業で英語を話すうちに、間違えても言い直せばよいという感覚が少しずつ身につきます。
英語を話すことへの抵抗が下がると、授業外でも講師やスタッフ、他の留学生に話しかけやすくなります。スピーキング力を伸ばすには、この心理的なハードルを下げることも大切です。
ニュージーランド留学が合うスピーキング目的の人

ニュージーランド留学は、英語を実際の環境で使いたい方に合いやすい留学先です。
授業では多国籍なクラスで学び、授業外では現地生活の中で英語を使う場面があります。講師との1対1の練習量を重視するフィリピン留学に対し、ニュージーランド留学は、さまざまな人と英語で関わる経験を得やすい点が特徴です。
ただし、スピーキング目的でニュージーランドを選ぶ場合は、自分から英語を使いに行く姿勢が必要です。受け身のままでは、英語環境にいても話す量が増えにくいことがあります。
ある程度英語で発言できる人は多国籍クラスを活かしやすい
ある程度英語で発言できる方は、ニュージーランドの多国籍クラスを活かしやすくなります。
授業中に自分の意見を言う、クラスメイトに質問する、ペアワークで会話を続ける、ディスカッションで自分の考えを伝える。このような場面では、すでに英語で短く発言できる力があるほど、授業への参加度が高まります。
多国籍クラスでは、国や地域によって考え方や話し方が異なります。さまざまな英語に触れながら、自分の意見を英語で伝える経験をしたい方には、ニュージーランド留学が合う場合があります。
一方で、まだ英語で一文を作るのに時間がかかる方は、周りの発言についていくことに意識を取られ、話す練習が不足することがあります。
授業外でも現地生活の中で英語を使いたい人に向いている
ニュージーランド留学は、授業外でも英語を使いたい方に向いています。
ホームステイ、買い物、交通機関、カフェ、地域での活動など、学校の外にも英語を使う場面があります。教室で学んだ英語を、実際の生活で試したい方にとっては魅力があります。
ただし、現地生活で英語を使う機会は、自動的に増えるわけではありません。店員に質問する、ホストファミリーと話す、クラスメイトを誘う、地域の活動に参加するなど、自分から動くことで会話の機会が増えます。
現地生活の中で英語を使うことを楽しめる方は、ニュージーランド留学でスピーキングの実践経験を積みやすいでしょう。
ワーホリや長期滞在につなげたい人は選択肢に入りやすい
ニュージーランド留学は、ワーキングホリデーや長期滞在につなげたい方にも選択肢に入りやすい留学先です。
語学学校で英語に慣れたあと、現地での生活や仕事、地域との関わりに進みたい方にとって、ニュージーランドは長期的に英語を使う環境を作りやすい面があります。
ただし、ワーホリや長期滞在では、学校の授業だけでなく、生活の手続き、仕事探し、人間関係づくりも英語で行う場面が増えます。スピーキングに不安が強いまま渡航すると、最初の生活で負担を感じることもあります。
そのため、英語に慣れていない方は、先にフィリピン留学で話す練習を増やしてから、ニュージーランドで実践する流れも考えられます。
短期でスピーキングを伸ばしたい人の選び方

短期でスピーキングを伸ばしたい場合は、留学先の雰囲気だけでなく、限られた期間でどれだけ英語を話せるかを見ることが必要です。
1週間から4週間の留学では、現地生活に慣れる時間も含めると、学習に使える時間は限られます。最初の数日で英語を話す機会をしっかり作れるかどうかが、スピーキングの実感に影響します。
フィリピン留学とニュージーランド留学は、どちらもスピーキング目的で選ばれることがありますが、短期での向き不向きは英語力によって変わります。
1週間から4週間なら授業中の発話量を重視する
1週間から4週間の短期留学では、授業中の発話量を重視しましょう。
短期留学では、授業外で英語を使う機会を自分で増やす前に、帰国日を迎えてしまうことがあります。だからこそ、授業時間の中で自分がどれだけ話せるかが重要になります。
フィリピン留学では、マンツーマン授業を多く受けられる学校を選ぶことで、短期間でも英語を話す量を増やしやすくなります。講師と毎日話すことで、英語を話すことへの抵抗も下げやすいです。
ニュージーランド留学を短期で選ぶ場合は、グループ授業の中で自分から発言できるか、授業外でも積極的に英語を使えるかを考えておく必要があります。
英語に慣れていない人はフィリピンから始める方法もある
英語に慣れていない方は、まずフィリピン留学から始める方法もあります。
最初から多国籍クラスで発言することに不安がある場合、フィリピンのマンツーマン授業で、英語を口に出す練習を重ねてから次の留学先を考える流れです。
フィリピン留学では、自己紹介、日常会話、旅行、仕事、将来の話など、自分に近いテーマで会話練習を続けやすくなります。英語を話す感覚を持ってからニュージーランドへ行くことで、多国籍クラスや現地生活でも発言しやすくなる場合があります。
英語初心者が他国留学とフィリピン留学で迷う場合は、こちらの記事も参考にしてください。
フィリピン留学と他国の留学の違いは?英語初心者が迷うポイント比較
実践環境を求める人はニュージーランドも検討する
すでに英語である程度やり取りできる方は、ニュージーランド留学も検討できます。
多国籍クラスでの発言、現地生活での会話、ホームステイ先でのやり取り、地域での活動など、実際の環境で英語を使いたい方にとって、ニュージーランド留学は魅力があります。
フィリピン留学が「話す練習量を確保しやすい留学」だとすれば、ニュージーランド留学は「実際の生活や多国籍な環境で英語を使う留学」と考えると選びやすくなります。
自分から話しかけることに抵抗が少ない方、授業外でも英語を使う場面を作りたい方、将来的にワーホリや長期滞在を考えている方は、ニュージーランドも選択肢に入ります。
まとめ|スピーキング重視なら今の英語力と発言量で留学先を選ぶ

スピーキング重視で留学先を選ぶ場合、フィリピン留学とニュージーランド留学は、授業中に話す量や英語を使う場面が異なります。
フィリピン留学は、マンツーマン授業を中心に、講師と1対1で英語を話す時間を確保しやすい留学です。英語初心者、短期で会話量を増やしたい方、間違いをその場で直してもらいながら練習したい方に向いています。
ニュージーランド留学は、多国籍クラスや現地生活の中で英語を使う機会があります。ある程度英語で発言できる方、授業外でも自分から英語を使いたい方、ワーホリや長期滞在につなげたい方には合いやすい環境です。
短期でスピーキングを伸ばしたいなら、まずは授業中に自分がどれだけ話せるかを確認しましょう。英語に慣れていない方はフィリピン留学で話す練習量を増やし、実践環境を求める方はニュージーランド留学を検討する方法があります。
大切なのは、国のイメージだけで決めるのではなく、今の英語力、発言しやすい授業形式、留学期間、帰国後の目的まで考えて選ぶことです。
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