これを見ればわかる!ワーキングホリデーに行く前に知っておくべき3つのルール

1.ワーキングホリデーとは

1-1 ワーキングホリデー制度について

パスポート

ワーキングホリデーとは、海外旅行とは違い長期滞在の許されるビザのことです。

18歳から30歳の日本国民なら、日本とワーキングホリデー協定を結んだ外国に1~2年の滞在許可が下り、その間に就学・旅行・就労と生活することが許されている、とても貴重な制度といえます。

通常観光は許されていても同時に働くことは許されず、また、就学・留学時に働くこともあまり許されないことを考えると、現地にて語学の勉強をしながら働いたり、働きながら旅行をしたりということが出来るのは、ワーキングホリデービザだけです。(ちなみに、オーストラリア、ニュージーランドでは留学生も働くことが許されています。)

ただ、お金の為だけに働くのではなく、海外の文化に溶け込むためにも働けるこのワーキングホリデービザというのは、とても価値の高いものといえます。

ワーキングホリデービザを使うと、18歳から30歳での申請が可能ですので、この12年間のうちに11カ国の国にすべて行き、オーストラリアやイギリスは2年間滞在可能なので、約15年間海外でワーキングホリデーが出来る計画も立てられます。面白いですね。

そうすると、33歳でワーキングホリデーをしていて、18歳から34歳手前まで海外で生活が可能、ということになります。

1-2 ワーキングホリデーの歴史について

オーストラリア

1980年12月に初めてオーストラリアと日本の間で始まったワーキングホリデー協定は、今年2016年で36年を迎えます。

当時は飛行機代が給料の6カ月分かかったものが、現在では3万円台からあったり、インターネットの普及で情報も多く得られるようになり、格段に渡航しやすくなりました。

その5年後の1985年には、ニュージーランドと日本との間でワーキングホリデー制度が始まり、更にその翌年には、カナダとも始まりました。

最近では、2015年にポーランド、ポルトガルの2カ国、今年2016年にはスロバキアとオーストリアの2カ国も加わり、全部で16カ国に拡大されています。

すでに、延べ40万人の日本人が参加しており、ワーキングホリデー先輩の中には政治家やモデルさんや企業の社長さんもいらっしゃいます。

若い人のイメージの強いワーキングホリデーですが、ワーキングホリデーを利用して最初に行った方が、当時25歳で申請し26歳でオーストラリアに滞在していたのであれば、今年2016年には62歳になっていらっしゃるかもしれません。

1-3 ワーキングホリデーで行ける国

世界地図

現在、ワーキングホリデーで行けるのは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港 、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリアの計16カ国です。どれを選んでも、魅力にあふれた素敵な国ばかりです。

1-4 ワーキングホリデーを利用できる年齢

ボホール島のアクティビティを楽しむ留学生

ワーキングホリデーは18歳から30歳の時までに(アイルランドは25歳)申請をしておけば、31歳になってから渡航することも可能です。

しかし、31歳になってからワーキングホリデービザを申請をすることはできません。もし、行こうかどうかを迷っているのなら、30歳の時に取っておいても良いと思います。

明日が31歳の誕生日という人なら、今日がワーキングホリデービザ申請の最後の日となります。実際には協定国で の日時で計算されますので、最も早く新年を迎えるニュージーランドに行きたいのであれば、ニュージーランドは夏時間の時には日本より4時間早く日付が変わってしまうので、ニュージーランドが翌日になるまでに申請しないと31歳になってしまいます。

また英語で引っかかったり、コンピューターが調子が悪かったりという話もよく聞きますし、政府のコンピューターが調子悪い時もあります(メンテナンスで使用できないとアナウンスされることもしばしば)なので、なるべくギリギリで申請をするよりも余裕を持って準備を始めましょう。

逆に一番早い年齢では、18歳の誕生日を迎えた日からビザの申請をすることができます。つまり、高校生でも申請が可能です。

1-5 ワーキングホリデーにかかる費用

ワーキングホリデーにかかる費用

ワーキングホリデーの費用は様々です。ビザ代金と国によっては健康診断費用の2~3万円で ビザは取得できますし、航空券も最近では一番安いものでは1万円台もありますので、本当に安く費用を抑える事が出来るようになりました。

基本的に、どこの国でも入国時に帰国できるだけの航空券が買える分の預金は持って行きましょう。これは、どの国に入るときでも全く預貯金がなく入国する人は帰国する意思がない人として、不法就労する可能性があるとみられるからです。

ワーキングホリデービザは就労が認められている珍しいビザですが、入国の際の審査官の判断によって、別室に連れて行かれたりすることも無きにしもあらずです。

緊張しながらワーキングホリデーに行ってるのに、入国早々言葉の分からない国でセキュリティーに囲まれて別室に連れて行かれると、最初から泣きたくなり帰国したくなるので、なるべくそのような機会は無くしましょう。

海外旅行をする時にはホテルに滞在するのが一般的ですよね?

ワーキングホリデーの滞在も最初ホテルでも結構ですし、ホームステイ、ゲストハウス、学生寮など滞在先は選べます。ホテルは1泊の料金ですが、他のホームステイ、ゲストハウス、学生寮などは週単位、月単位で計算される場合が多いです。

到着時に荷物も多い中、自分でバスに乗って現地で部屋を探すというのは無理なので、出発前に何か滞在先を確保し出発して下さい。ワーキングホリデーでは、現地での空港で渡す入国カードに滞在先を書く欄があります。

住所や連絡先は、ホテルならホテル名が分かるものをパスポートと一緒に持って行った方が良いでしょう。

料金は国によって変わりますし為替によっても変わりますが、ホームステイは月に6~9万円(食事つき)、寮は月5~7万円(食事別)、ゲストハウスは月5~7万円(食事別)です。

2.ワーキングホリデーに行く前に知っておきたいこと

2-1 ワーキングホリデーに向いている人とは?

フィリピンのショッピングモール

ワーキングホリデーに行く目的を決めよう!というと硬いお話になりますが…実は国や場所を決めるのに一番最適なのは、目的と目標から決めること。

自分が何をしたいのか、将来何になりたいのか? どんな自分になっているのか?

ぼんやりとでもイメージするとそれが目的になり、そのためにワーキングホリデーで海外に行きたい!!と計画ができます。

なんとなくという気持ちで行って、なんとなく帰国してしまうと得るものが少なくなり、
せっかくの一生に一度のチャンスがもったいないですよね?

英語を伸ばすことが目標の人は、ワーキングホリデービザを使って1~2年間語学留学する人もいますし、将来は海外で就職したくて休学してワーキングホリデーに行く学生は、語学だけでなく国際ビジネス感覚も肌で覚えて帰国してます。

また、現地でネイリストやヘアメイクアーティストとして働きたいという人、現地の看護現場を見て みたいという人、世界中の友達を作りたいという人、サーフィンを上達させたい人、その他にも、内気な性格を変えるためにワーキングビザを使うのもOKです。

やりたいことや目的は千差万別です。とにかく、目的意識をしっかり持った人こそワーキングホリデーを利用するのに向いている人です。

目的意識さえしっかりしていれば、その目的に合った環境の国がおのずと浮かびあがってきます。それがワーキングホリデーの良いところです。

2-2 協会を利用しよう

「ワーキングホリデー制度の概要は分かったけど、何から準備をすれば良いか分からない。」
「事前にしっかり準備しておきたい!」

そんな方には、「日本ワーキングホリデー協会」にメンバー登録しておくことをオススメします。

一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会(JAWHM)は、ワーキングホリデー制度を支援し促進している、社会一般利益の公益を目的とする非営利団体です。

協会では、ワーキングホリデー制度の振興、地位や利便性の向上のために、国や大学生協、保険会社等と連携し、利用者を支援しています。

興味のある方は、まずは初心者向けの留学&ワーホリ無料セミナーに参加しましょう。

メンバー登録に必要な登録料5,000円(3年間有効)を支払えば、ビザの取得の方法からしっかりとした準備の仕方、現地到着後のサポートなどなど、数多くの充実したサービスを受けることができます。

日本ワーキングホリデー協会のホームページ

2-3 保険について

海外での生活となると、やはり心配なのは現地でのケガや病気、そして治安だと思います。

各国にある日本国大使館と領事館からは「必ず海外保険に入ること」がお願い事項とされています。となると、ワーキングホリデーに向けて保険に加入しておくことは必須事項とも言えます。

海外では、フランスやドイツのように、ワーキングホリデービザ取得前に必ず海外旅行保険、海外留学保険、海外ワーキングホリデー保険のいずれかに入ることが義務付けられている国もありますが、その一方で義務付けられていない国もあります。

費用を安く抑えるためにといって入らない人もいますが、保険に入ってない人が事故や事件に巻き込まれることも多いです。事故・病気・事件・災害・テロなど、いつ、何が起きるかわかりませんし、何か起きた時には何千万円という費用がかかっている事例も毎年出ているようなので、保険は入っておいた方が良いでしょう。

到着して1週間でトラックにはねられ入院した人、サーフィンで背骨を折り4カ月入院した人、朝強盗に遭い怪我をした人、そのような事例が海外にある日本国大使館と日本国領事館に報告されています。

保険に入っていないと、治療を受けられないかもしれないのが海外です。

腹痛や風邪くらいなら気合いで治すという人もいますが、海外の風邪はウィルスが違うので日本の薬が効かないと言われていますし、救急車で運ばれれば2万円、
風邪で1回病院に行くだけでも3~5万円を請求されます。

保険に入っていると、これらが保障対象になるのです。言葉が分からない土地で、誰とも連絡を取れずに一人で寝込んで帰国したいと思うよりも、病気が悪化する前に病院に行って治療を施してもらいましょう。

早く治して海外でのチャレンジに再度前向きに進めば良いのです。保険会社が通訳を手配してくれるところもありますので、言葉の面でも安心できます。

保険会社からのデータによると、病院に通うことと盗難に遭うことがワーキングホリデー中の一番多い事故のようです。海外はどこでもスリや置き引きも大変多いですし、シェアメイトが自分の最新式のデジカメやパソコンを盗むかもしれません。

歩いている最中に背負ったバッグに手を入れられて、中の財布が盗まれたという報告もあるようです。バッグは口を閉じられるものを使用し、ネットカフェで集中するときや友達と一緒の時でもバッグ常に前に、そして体から離さずに持っていましょう。

毎年注意喚起していても、そのような盗難件数は減っていないようですし、万が一スーツケースごと盗まれたりしたら、保険に入っていないと現地での生活の継続は
無理になってしまいます。保険には必ず入りましょう。

また、海外は訴訟国家でもあるので、自分の運転で車が横転し自分の治療費以外にも同乗者の賠償責任も負った人や、借りた部屋のカーペットを焦がしたので賠償させられた人なども裁判費用や弁護士代も請求されます。

日本で病院にあまり行かないから保険は入らないとか、日本と同じ気持ちで一人で歩いて事件に巻き込まれたりと、医療も安全も進んでいる日本に住む人にとっては危機意識が薄いかも知れませんが、どの国に行くにしても、必ず保障の厚い海外保険に加入して渡航して下さい。これは費用を削る部分と考えないで頂きたいです。

2-4 ワーキングホリデーに行けない場合があるって本当?

フィリピン航空の飛行機

先述の通り、ワーキングホリデービザを取得するには、年齢が18歳~30歳であることが条件ですが、その他にも、行きたくても行けない場合があることを押さえておきましょう。

まず、ワーキングホリデーの行き先によっては、ビザの発給制限(例えばイギリスでは年間400人、フランスは600人まで)や締め切りの問題で、すぐに枠が埋まってしまい、ワーキングホリデービザの取得が難しいことがあります。

ワーキングホリデーに行くことに決めたら、まずはできるだけ早い段階で、先述した日本ワーキングホリデー協会に相談してみるのが良いでしょう。

また、ワーキングホリデービザの発給は日本のみなので、滞在先の国から次の国のワーキングホリデービザを取得することはできません。その場合は、一旦帰国して
日本でワーキングホリデービザの発給手続きをしなければなりません。

尚、ワーキングホリデービザを取得できるのは、1ヵ国につき1度だけです。

同じ国に2度ワーキングホリデーに行くことはできないので(観光や留学ビザは取得可能)、チャンスを最大限に生かして、その国でのワーキングホリデーを満喫してください。

ただし、2005年11月よりオーストラリアについては、政府指定ファームで働いて証明を受けるなど、一定の条件を満たせば2度目のビザ(1度目の延長も可)も取得できるようになりました。

その他、よくある話として、ハワイにワーキングホリデーに行きたいと考える人がいるようですが、ハワイはアメリカ合衆国にある州の一つで、アメリカとは協定を結んでいませんので、ワーキングホリデーに行くことは残念ながらできません。

3.オススメの国トップ3

3-1 オーストラリア

オーストラリア

ワーキングホリデーで一番人気の高い国はオーストラリアで、渡航者全体の約50%の人がオーストラリアを渡航先に選んでいます。

オーストラリアの人気が高い理由はいくつかありますが、

「治安が良い」
「ビザの取得が楽」
「時差が少ない」
「天気が良い」 などが挙げられます。

また、親日家の多いオーストラリアは、初めての海外でも安心して渡航できる国の一つです。
日本と季節が逆なため、真夏のクリスマスが楽しめます。
一定条件を満たせば、2年間滞在できるのも長期滞在したい方には魅力です。

3-2 カナダ

カナダ

カナダへのワーキングホリデーも人気が高いです。

「治安が良い」
「英語の発音が良い」
「移民の受け入れに寛容」などが理由として挙げられる他、
「アメリカまで近い」という理由でカナダへ渡航する人もいます。

しかし、カナダのワーキングホリデービザは年々取りにくくなっているので、もしカナダに行きたいなら、早いうちからビザ取得の準備を始めるようにしましょう!

3-3 ニュージーランド

ニュージーランド

ニュージーランドは物価が安いので、初期費用を抑えられることがポイントです。

また、一定条件を満たすと、プラス3ヵ月間の滞在延長ができます。

就労制限はなく、語学学校も6ヵ月まで可能になったため、マイペースでしっかり勉強したい人にオススメです。

小さな島国なので、2ヵ月ほどで島全体を観光して回ることも可能です。
その際には、人気映画の舞台を巡ったり、スカイダイビングを楽しんだりも出来るでしょう。

最後に

1年や2年オーストラリアにワーキングホリデーで行った人が、その後学生ビザに切り替えて滞在を延長したり、違う国であるカナダへワーキングホリデーに行ったりする人も最近増えています。現地で恋に落ちてそのまま海外で永住する人も多くなってきています。

そういうことができるのもワーキングホリデーの魅力です。

また、中学・高校の6年間英語を学んでも、全く英会話ができなかったのに、1年間の海外生活で飛躍的に英会話が上達し、海外で就職した人もいます。

初めてのワーキングホリデーで出発するときは、すごく不安で1年間頑張れるかどうかも心配だった人ばかりです。それだけ自分が変わり、海外での生活にも強くなって帰ってきます。

ワーキングホリデービザは、一生に一度、しかも20代の間しか使えない貴重なビザです。

どう使うかはあなた次第ですが、大きな夢を抱いて羽ばたいてみてはいかがでしょう?