フィリピン留学の学校を選ぶ5つのステップ!

Basic-English-Camp-26

 

フィリピン留学で悩ましいのが、学校選び。

2020年現在、フィリピン国内には100を超える語学学校があり、その中からベストな学校を見つけだすのは至難の業です。

そこで、学校を絞り込むための5つのステップをご紹介!

1つずつステップを踏むことで、効率よく学校を絞り込んでいくことができます。

どのような手順で語学学校を決定すればよいのか、早速見ていきましょう!

留学先のエリアを決めよう!

 

学校選びの最初のステップでは、留学するエリアを決めましょう!

フィリピン留学というと皆様まずはセブ島をイメージされるかと思います。

しかしフィリピンの語学学校は、セブ島に限らず様々なエリアに点在しています。

これまで知らなかったエリアにも目を向けて、地域ごとに異なる特徴を知ることで、思ってもみなかった場所に理想の学校が見つかるかもしれませんよ。

豊富な選択肢が魅力!一番人気のセブエリア

フィリピン留学で一番人気なのがセブエリアです。

セブはフィリピン国内で最も多くの語学学校が集中しているため、「フィリピン留学=セブ島留学」という認識が浸透しています。

一般的には、セブ島とマクタン島を合わせて「セブエリア」と呼ばれています。ビーチリゾートに近く、観光も楽しみたい方におすすめです。

ここで、混同しがちなセブ島とマクタン島の違いをチェックしておきましょう!

 

セブ島

フィリピン国内で、最も多くの語学学校があるのがセブ島です。

セブ島=青い海のイメージがありますが、語学学校のあるエリアは主に市街地ですのでご注意下さい。

 

学校数は年々増え続けていて、単に数が多いだけではなくあらゆるタイプの学校が揃うのがセブ島の強みです。

日本人経営の学校、社会人が多いホテルタイプの学校、韓国人経営のスパルタ校など…留学の目的に合わせて豊富な選択肢から選ぶことができます。

セブ市内には4つの巨大モールがあるほか、レストラン等も沢山あり、放課後や休日にはショッピングや外食が楽しめます。

 

隣のマクタン島はリゾートの島ですから、セブ島の留学生も週末になるとマクタン島や周辺の島でアイランドホッピングに出かけています。

なおセブ島の中でも市街地から遠く離れた郊外まで行けば、モアルボアルなどの素晴らしいダイビングスポットがありますよ。

 

マクタン島

マクタン島はフィリピン屈指のリゾート地としても有名で、世界中から多くの観光客が訪れる場所です。

美しいビーチリゾートといった印象が強くスキューバダイビングなどのレジャーも楽しめます。

リゾートホテルに滞在できる学校もあり、オーシャンビューのお部屋も!

 

セブ島のような巨大ショッピングモールはない代わりに、空港に近く、のんびりした雰囲気があります。

自然も多いエリアのため、親子留学に人気のエリアにもなっています。

休暇を兼ねてフィリピン留学をしたい方、海が大好きな方におすすめのエリアです。

老舗スパルタ校が勢ぞろい!バギオ

IMG_0200-1

 

次にご紹介するのは、フィリピン北部のルソン島にある「バギオ」です。

フィリピン留学発祥の地でもあるバギオには、韓国人経営の老舗スパルタ校が揃っています。

首都マニラからもバスで5~6時間と離れており、ショッピングモールは1つだけ。クラブなどの夜遊びスポットやビーチリゾート等の誘惑がほとんどない地域です。

 

誘惑が少ない分英語の勉強に集中しやすく、「遊びの要素を求めるよりも、真面目に勉強したい」という方がバギオを選ぶ傾向があります。

バギオは教育都市と知られており、治安もよく、タクシーの運転手によるぼったくりなども聞かれません。

 

バギオの学校の最大の魅力は、そのカリキュラム。

スパルタ形式のスケジュールで英語初心者にも短期で実力をつけさせるコース、IELTSなどの試験対策に特化したコース、ワーキングホリデー準備コースなど、特色あるコースを揃えています。

 

また、バギオは「フィリピンの軽井沢」とも称される避暑地で、標高は約1500m。

夏場の気温も25~26℃までしか上がらないため、暑いのが苦手な方にもおすすめです。

バギオは韓国人留学生が多い地域で、日本人留学生が比較的少ないのも特徴です。日本人が少ない環境で留学したい人にもバギオは向いています。
英語の勉強に集中したい方、IELTSのスコアアップが目的の方、暑さが苦手な方、セブよりも日本人が少なめの環境をご希望の方にはバギオがおすすめです!

ネイティブ講師の授業なら、クラーク!

フィリピン留学 クラーク

 

3つ目に紹介するエリアは、クラークです。

クラークは首都マニラから車で2時間~3時間ほどの場所にあります。

かつてアメリカ軍の基地があったこともあり、現在もアメリカ人を中心とする英語のネイティブスピーカーが多く暮らす地域です。

また、観光でクラークを訪れる人は欧米人や韓国人が中心で、日本人は少ないのが特徴。

クラークの中には経済特区もあり、治安の面でも安心です。

 

クラークの語学学校では、英語のネイティブ講師による授業が受けられます。

中には、講師全員が英語のネイティブスピーカーという学校もございます。

フィリピン留学の後は欧米圏への留学やワーキングホリデーを計画している方、発音にこだわりのある方、ネイティブならではの言い回しを身に着けたい方におすすめのエリアです!

フィリピン留学の2大資本「日本人経営」or「韓国人経営」を選ぶ

 

フィリピン留学のエリアが定まったら、次のステップは「日本人経営」の学校か「韓国人経営」かの選択です。

フィリピンの語学学校は日本人経営と韓国人経営に大別できます。

経営によって、校風や生活環境にそれぞれ特徴があり、どちらを選ぶかも重要です。

それぞれにメリット・デメリットがありますので見ていきましょう!

日本人経営校のメリット・デメリット

まずは日本人経営校のメリット・デメリットについて、ご紹介します。

 

日本人経営校のメリットは?

日本人が経営している語学学校の最大のメリットは、日本人スタッフの人数が多く、サポート面で安心できる点です。

特に、海外が初めての方や英語初心者力の方にとっては、このメリットは大きいと言えます。

 

また、日本人経営の語学学校では食事面やカリキュラムなどについても、日本人の要望を反映しています。

日本人経営の学校では寮の食事に辛いおかずが出ることは少なく、食事のメニューや味付けも日本人の好みに合わせています。

 

日本人経営校は特徴として、自由な校風が多い傾向もございます。

 

日本人経営校のデメリットは?

日本人経営校のデメリットとしては、生徒様の日本人比率が高いことが挙げられます。

日本人経営の語学学校では、おもに日本の留学エージェントを通じて生徒様の募集を行っているため、必然的に日本人が多くなります。

中でも、日本人が多くなる夏休み期間などは「せっかくフィリピンまで来たのに、日本人に囲まれている…」ということになりがちです。

 

日本人が多い環境だとつい甘えが出てしまい、休み時間や寮での生活は日本語中心の会話になってしまう人も少なくありません。

レッスン中にたっぷり英語を話せる気にならない、という場合は問題ありませんが、外国人留学生との交流したい方や、寮生活でも日本人以外のルームメイトを希望する方にはデメリットとなります。

 

韓国人経営校のメリット・デメリット

続いては、韓国人経営校のメリット・デメリットについて、ご紹介します。

 

韓国人経営校のメリット

韓国人経営校の一番のメリットは、日本人生徒の割合が比較的少ないことです。

日本人の数が少ない分、韓国・台湾・ベトナム人などの留学生がいます。

 

グループ授業では異なる国籍の生徒さんと意見交換ができますし、寮のお部屋でも日本人以外のルームメイトになる可能性が高くなり、そうなると寮生活でも英語を話すチャンスが増えます。

外国人と仲良くなりたい人や、授業以外でも英語を沢山話したい人には魅力的ですね。

 

また韓国人経営校は、厳しい経営のスパルタ校が多い傾向もございます。

 

◆韓国人経営校のデメリット

韓国人経営校の学校のデメリットは、寮で提供される食事が韓国人の好みに合わせてある点です。

学校にもよりますが、キムチや唐辛子を使った辛めの味付けのおかずが出ることが多いため、辛い物が苦手な方は困る場合もあります。

ここ数年で、韓国人経営校の学校でも設備や食事面において大幅な改善が見られますが、やはり日本人経営の学校の方が、日本人の味覚に合った食事を出しています。

学びたい内容で学校を絞り込む

 

さて、ステップ3では「学びたい内容」にフォーカスして学校を絞り込みます。

会話力を強化したい、TOEICのスコアアップが必要・・・など、語学学校では目的に沿ったさまざまな種類のコースがあります。

学校によって、試験対策に特化している学校や親子向け、超スパルタ校など、学校によって特色がございます。

 

一口に英語の勉強と言っても、英語を学ぶ目的は人それぞれ。

フィリピン留学の間にどのような英語スキルを学びたいのかを明確にすることで、理想の学校が見えやすくなりますよ。

ESL(一般英語)はどの学校もOK!

最もニーズが多いのがいわゆる「一般英語」で、どの学校でも学ぶことができます。

語学学校では、一般英語のことをESL(English as a Second Language=第2言語としての英語)またはGENERAL ENGLISHと呼んでいます。

 

「一般英語って何?」と思われるかもしれませんが、試験対策やビジネス英語などの特定の目的がない場合は、基本的にESLと思っていただければ大丈夫。

ESLコースのカリキュラムは学校やコースによって様々です。

読む・聞く・書く・話すの4技能をバランス良く学ぶコースの他に、スピーキング重視のコースの2種類に大別できます。

なお、「一般英語=初心者向け」と思う方もいらっしゃるのですが、そうではありません。

入門レベルの方から中級・上級レベルの方まで、レベルに合った内容でESLコースを受講することができます。

また、学校によっては英語上級者の教育に特化した学校や、初心者教育に力を入れている学校もございます。

試験対策を得意とする学校

TOEICやIELTS、TOEFLのスコアアップが目的でフィリピンに留学する方は、試験対策を得意とする学校を選ぶのがおすすめです。

試験対策に力を入れている学校はどちらかと言うと韓国人経営の学校に多く、TOEICなどの勉強をしたいけれど一度も受験したことのない方から、すでにある程度のスコアを持っている人まで、レベルに合わせたコースで学ぶことができます。

 

学校によっては、3ヵ月(12週間)かけて特定のスコアを狙う「点数保証コース」を提供している学校もあります。

試験対策に力を入れている学校では、専用のトレーニングを受けた講師が試験対策の授業を担当しており、講師自身も自分が担当する試験のスコアを持っているので、試験について知り尽くしたエキスパートから学ぶことができます。

 

また、試験対策で定評のある学校にはスコアアップを目的に留学する生徒様が多く集まるため、同じ目標を持った仲間から良い刺激を受けられるというメリットがあります。

 

ビジネス英語クラスのある語学学校

ビジネス英語を学びたいという方も、フィリピン留学におまかせ下さい!

今すでに仕事で英語を使っている方にも、これから海外で就職したいと思っている方にも、それぞれの目的に沿ったカリキュラムが用意されています。

 

ビジネス英語コースはほとんどの語学学校にありますが、特に力を入れている学校を選べば、より細分化したレッスンが受けられます。

英文メールの書き方や英語での電話応対を始め、英語での会議で発言するトレーニングや、海外出張で困らないための英会話をロールプレイ方式で練習したりなど、学べる内容は多岐にわたります。

海外での就職を目指す方には英文履歴書の作成のしかたや、英語での採用面接、自己PRのしかたなども学ぶことができます。

 

さらに、ワーキングホリデー前の対策コースがある学校もありますよ。

ビジネス英語に力を入れている例として、下記のような学校がございます。

フィリピン留学の校風は3種類!

 

4つ目のステップでは、フィリピン留学の「校風」に注目 します。

フィリピン留学の語学学校は「自由な校風」と「スパルタの校風」「セミスパルタの校風」の3つに分けることができます。

お金を払って留学するからといって、何でも自由にできるわけではありません。

お客様気分で留学したら、思ってもみないような厳しい校風だった…なんてことのないように、学校選びにあたっては校風もしっかりチェックしておきましょう!

自由な校風とは?

☆自由な校風はこんな学校!☆

o094_8
・平日も外出OK
・テストの点数によるペナルティなし
・義務自習がない

 

自由な校風の学校の大きな特徴は、平日の放課後にも外出できることです。

スパルタの学校でよくある「義務自習」や、小テストの点数が足りないと外出できなくなるなどのペナルティもありません。

 

しかし、フィリピンの語学学校は自由な校風といっても授業数が少ない、というわけではありません。

自由な校風でも、コースによっては1日に8コマ~9コマものマンツーマン授業を受講できたり、土日にもレッスンを追加できる語学学校があります。

義務自習はございませんので、規則がなくても勉強はしっかりやる、という自己管理ができる人に向いています。

 

平日の放課後にも外出や外食を楽しみたい方、休暇を兼ねてストレスなく英語の勉強をしたい方には、自由な校風の学校がおすすめです。

 

自由な校風の学校には下記のような学校がございます。

First English Global Collegeの学校紹介はこちら

Genius Englishの学校紹介はこちら

セミスパルタの学校とは?

セミスパルタの学校は、「自由な校風」と「スパルタの校風」の中間に位置づけられます。

平日でも外出はできますが22時~23時の門限があり、セミスパルタ校の多くが週末は24時~2時で門限を設定しています。

なお、学校の規則に沿って事前申請をすることで、週末の外泊も可能です。

 

門限以外の部分でも、自由な校風の学校とは異なります。

セミスパルタの学校の校則は学校によって異なりますが、平日に2時間程度の義務自習があったり、レッスンを欠席した場合は欠席したのと同じ時間数の自習を週末までにしなければならない等の決まりがあります。

自由過ぎず、スパルタでもない、ほどほどに厳しい環境が魅力です。

真面目に勉強したいけれど、外出禁止まではちょっと・・・という方に向いています。

 

セミスパルタ式の学校は下記のような学校がございます。

CIA(セブ・インターナショナル・アカデミー)の学校紹介はこちら

CEBU BLUE OCEAN ACADEMYの学校紹介はこちら

 

スパルタの学校とは?

スパルタ校とはその名の通り、規則が非常に厳しい学校です。

原則として平日(月曜~木曜日)は外出禁止、ほとんどのスパルタ校では平日の放課後に2~3時間程度の義務自習を義務付けています。

週末(金曜~日曜日)や祝日は外出できますが門限は早目で、門限を破った際のペナルティも他の学校に比べて厳しく設定されています。

学校によっては、門限を破った生徒の氏名を大きな顔写真・違反の内容とともに校舎内の目立つ場所に2週間貼り出され、ペナルティが重なると退学になるということも!

 

1日の授業数が多いこともスパルタ校の特徴です。

学校によっては早朝06時40分から夜は10時近くまで授業が詰まっていたり、昼休みの間にも小テストが実施されるところもあります。

このようなスケジュールですから、スパルタ校では平日はほぼ完全に英語漬け、土日にやっと自由時間がもてるという生活です。

授業後には義務自習の時間が2~3時間ある学校が多いので、ある程度の「縛り」がなければ遊んでしまって自習ができない、という方にもスパルタ学校は向いています。

 

ストイックな環境で最大限に英語力を伸ばしたい方、真面目な生徒が多い学校をお探しの方、誘惑に負けやすい性格を抑えて勉強したい方におすすめです。

スパルタの学校を選ぶ際には、実際の留学生活を十分に想像したうえで、覚悟を決めて申し込んで下さいね!

スパルタの校風は、下記のような学校がございます。

SMEAG Spartaの学校紹介はこちら

EV ACADEMYの学校紹介はこちら

CGの学校紹介はこちら

「フィリピン留学の学校選びに迷ったら、優先順位を整理!」

 

これまでの章では、

 

①留学先のエリアを決める

②「日本人経営」か「韓国人経営」か

③学びたい内容で学校を絞る

④校風に着目する
という4つのステップで学校を選んでいく方法をご紹介しましたが、ご希望の条件が必ずしも100%揃わない場合もあると思います。

例えば「ぜひバギオの学校に行きたいけれど、日本人経営の学校がバギオにない」といった悩みです。

 

そんな時は、①~④のステップの順序にこだわらず、ご希望の条件のうちこれだけは譲れないという項目を優先しましょう。

そうすることで、ご自分にとってベストな学校を見つけやすくなります。

 

また、留学エージェントに相談するのも良い方法です。

留学エージェントは各学校の資料だけでなく、これまで留学した方のフィードバックやエージェントスタッフが学校をした経験などもふまえて、学校の提案をしています。

理想とする学校のイメージはあってもそこから絞り込むのが難しい場合は、私たちファーストイングリッシュにぜひ、ご相談下さい!