フィリピン留学で注意したい病気について

年々発展を続けるフィリピンですが、やはり日本に比べると衛生状態は良くありません。

日ごろは身体が丈夫で健康には自信があるという方でも、日本と異なる環境では体調を崩すことも考えられます。

 

実際フィリピン留学をされた生徒様のほとんどの方が大きな病気にかかることなく、帰国されています。

しかし!事前にどのような病気の危険性があるか知っておくことは重要です。

 

そこで、こちらのページではフィリピンでかかりやすい病気と、その予防法についてご説明いたします。

 

フィリピンの衛生事情

フィリピンの気候は熱帯モンスーン気候です。

地域や季節によって湿度や気温に差はありますが、全体的には年間を通じて高温多湿の環境です。

なかでも蒸し暑くなる雨期(6月~11月)には水害が発生しやすく、衛生状態も悪化すると飲食物による食中毒や感染症腸炎が起こりやすくなります。

また、雨期は蚊が発生しやすくデング熱にも注意が必要です。

それでは、フィリピンでかかりやすい病気を具体的に見ていきましょう。

 

食中毒

食中毒は、フィリピンで最も頻繁に見られる疾患です。

主に細菌やウイルスに汚染された飲食物を摂取することにより発症します。

腹痛、嘔吐、下痢のほかに、発熱や倦怠感、場合によっては血便などの症状を伴うこともあります。

人から人へ直接うつることはありませんが、嘔吐物や排泄物を介して感染する場合があります。

 

<予防するには>

フィリピンの生水や水道水は、飲用には適していません。

フィリピン留学の語学学校には、必ずウォーターサーバーが設置されていますので、留学中の飲み水はミネラルウォーターだけにするよう徹底しましょう。

胃腸がデリケートな方は、歯磨きの際もミネラルウォーターを利用することをおすすめします。

 

外食の際には屋台や路地で販売されている飲食物は避けて、ホテルや清潔なレストランを選びましょう。

また、フィリピンではレストランで「おしぼり」がないことがほとんどですので、できれば食事の前に除菌ウェットティッシュで手指を清潔にしましょう。

 

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フィリピン留学で注意したい病気

デング熱

デングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染します。

突然の高熱、頭痛、関節痛、発疹がおもな症状で、通常は数日で治ります。

しかし、稀に重症化して命にかかわることもあるため、注意が必要です。

 

<予防するには>

デング熱には特効薬や予防接種がないため、蚊に刺されないことが重要です。

肌を露出する服装を控える、虫除けスプレーをこまめに使用するなどして下さい。

 

ジカ熱

ジカウイルス感染症は中南米や東南アジアで流行する病気ですが、2016年以降はフィリピンにおいても感染が報告されています。

蚊に刺されることで感染し、症状は比較的軽いことが多いですが、妊婦が感染すると胎児の先天性奇形などの原因になることもあります。

 

<予防するには>

デング熱と同様に、蚊に刺されないよう注意が必要です。

 

A型肝炎

感染者が排泄した糞便によって汚染された飲食物(野菜、水、貝類、ミルク)を経口摂取することで感染する病気です。

主な症状は発熱、全身の倦怠感、食欲不振です。

 

<予防するには>

ワクチンを接種することにより予防できます。

 

狂犬病

フィリピンで気を付けるべき病気の一つが狂犬病で、毎年多くの人が狂犬病で亡くなっています。

発症した場合の死亡率はほぼ100%で、狂犬病ウイルスは犬だけでなくコウモリやネズミなどの野生動物も有しているため。動物に噛まれた場合は早めに医療機関を受診してください。

 

<予防するには>

野良犬など、安全が確認できていない動物に近づいたり触ったりしないよう十分注意して下さい。

 

はしか

ウイルス性の前身感染症で、非常に感染力が強いことが特徴です。

感染すると肺炎、脳炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。

 

<予防するには>

ワクチンの接種により予防することができます。

過去に感染したことがなく、ワクチンの2回接種(1歳時および学童期以降)を完了していない方は感染のリスクがあるため、ワクチンの接種をおすすめします。

 

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フィリピン留学をするために必要な予防接種は?

フィリピンに渡航するにあたって義務付けられている予防接種はないため、必要に応じてご自身の判断で受けていただくことになります。

基本的に3カ月未満の留学生のほとんどが予防接種をせずに留学されています。

 

なお、フィリピンに渡航する方に「推奨」されている予防接種は下記のとおりです。

 

成人:A型肝炎,B型肝炎,破傷風,日本脳炎,狂犬病等の予防接種を推奨しています。

小児:日本の定期接種に加え任意接種を行うことを推奨しています。

 

留学の際はお薬を持参しましょう

留学中に身体の不調をきたして薬が必要になった場合、学校によっては校内に保健室がありお薬を出してくれることもあります。

しかしながら、体質によっては薬の服用によってアナフィラキシーショックを起こすなどのリスクがあります。

また、そのような理由から学校では生徒様にお薬を渡さないところも多いのが実情です。

 

したがって、フィリピン留学の持ち物を準備する際は、普段服用しているお薬に加えて、胃腸薬や風邪薬、解熱剤なども加えましょう。

 

体調管理も大事!

フィリピンで注意が必要な病気について、それぞれに予防方法等をご紹介しましたが、どのような病気に対しても基本的な健康管理は欠かせません。

 

飲料水は必ずミネラルウォーターにする、睡眠時間を確保する、手洗い、うがいをするといったことに加えて、疲れを溜めないように自分自身で体調管理に気を配ることが重要です。

疲れて身体が弱った状態だと、ウイルス等に対する抵抗力も弱くなり、症状も重くなりやすいので無理をし過ぎないことが大事です。

 

まとめ

フィリピンでかかりやすい病気についてご説明しましたが、いかがでしたか。

「自分はいつも健康だから大丈夫!」と思って何の対策もしないでいると、いざという時に困ります。

留学前の準備などで多忙な状態が続くと、フライトでの疲れや初日の睡眠不足なども重なって体調を崩しやすくなるので、渡航前からの健康管理も実は大事なのです。

留学期間をとおして健やかに過ごしていただくために、こちらのページでご紹介した予防法をお役立て下さい。