フィリピン留学は手頃な費用で質の高い英語教育を受けられることから、近年ますます注目を集めています。
中でもマンツーマン授業の多さやコスパの良さ、多国籍の学習環境といった特徴から多くの日本人留学生がフィリピンを学びの場に選んでいます。
留学先を選ぶうえで意識されやすいのが「日本人の多さ」です。日本人が多い学校では安心感があり、困ったときに日本語で相談できるというメリットがあります。一方で日本人が比較的少ない学校では、英語での会話に自然と集中できる環境が整っており学習の実践機会が増えることが特徴です。
どちらが優れているということではなく、それぞれに向き・不向きがあります。
今回のブログでは特に「日本人が少なめの環境」で学びたいと考える方に向けて、フィリピン国内の語学学校の中から日本人比率が低く、多国籍の学生と学べる7校を厳選してご紹介します。
あわせて日本人比率が少ない学校を選ぶ際のポイントや注意点についても詳しく解説します。
Contents
なぜフィリピン留学では日本人が多くなるのか?
フィリピン留学は日本国内で非常に人気が高く、費用面や教育面でのメリットが広く認知されています。
そのため人気校や一部の学校には日本人が集中しやすい傾向があります。
とくに日本人経営の学校では日本人比率が95%以上になることもあります。
日本人経営の学校は特に日本人比率が高くなりやすい
フィリピンには日本人が経営する語学学校も多く存在しており、日本語でのサポート体制が充実していることから、英語初心者や海外渡航が初めての方にも人気があります。
こうした学校では口コミや紹介を通じて日本人の応募が集中しやすく、結果として日本人比率が高くなる傾向があります。
日本語対応や日本人向けの生活環境等には安心感はある一方で、英語だけの環境を希望する方にとっては注意すべきポイントです。
夏休みシーズンはどの学校でも日本人が増加する傾向
7月〜9月の夏休み期間中は、学生や親子の短期留学需要が急増し、どの学校でも一時的に日本人比率が高くなる傾向があります。
とくに人気校や日本人経営校では、日本人が半数以上になることもあります。英語環境を重視する方は渡航時期をずらす、あるいは通年で多国籍比率が安定している学校を選ぶなどの工夫が有効です。
日本人が少ない学校を選ぶメリット・デメリット
「英語環境を強化したい」「海外での多国籍交流を深めたい」といった目的を持つ方にとって、日本人が少ない学校を選ぶことには多くの利点があります。
ただし、必ずしもすべての人に向いているわけではなく環境に応じた適応力も求められます。
メリット
- 英語を使わざるを得ない環境が整っており英語力の伸びが早い
- 多国籍の学生と関わる機会が増え、国際的な感覚が身につく
- 異文化理解が深まり、柔軟な思考力や対応力が養われる
デメリット
- 日本語での相談やサポートを受けづらく初学者には不安も
- 文化や生活習慣の違いに戸惑うことがある
- 学習や生活に慣れるまでに時間がかかることもある
日本人が少ない語学学校はどんな人に向いている?
英語学習において「どんな環境に身を置くか」は、成果に直結します。
特に日本人比率が少ない語学学校は、一定のハードルはあるものの以下のような方にとって非常に効果的な選択肢となります。
短期間で集中して英語を話せるようになりたい方
限られた留学期間の中で最大限の成果を得たい方にとって、英語を使わざるを得ない環境は非常に効果的です。
日本語が使えない状況に身を置くことで、無意識のうちに「伝えるための英語」を鍛えることになり、スピーキングやリスニングの向上が早まります。
英語初心者でも、強制的にアウトプットする機会が多いことで成長速度が上がる傾向にあります。
英語を使ったコミュニケーションに積極的になりたい方
「英語を話すのが恥ずかしい」「間違えるのが怖い」といった心理的なブレーキを乗り越えたい方にも、日本人が少ない学校は向いています。
周囲が他国籍のクラスメイトばかりであれば、自然と英語を使うしかない状況になります。完璧さよりも“伝えること”が優先される文化の中で、徐々に自信を持って話せるようになります。
将来的に英語を使う仕事に就きたい、または海外進学を考えている方
将来、外資系企業や海外勤務、大学進学などを視野に入れている方には英語のみでのコミュニケーション能力が必須となります。
日本語環境の中では得られない「英語で考え、英語で答える」思考パターンを身につけるには、日本人比率の低い学校での学習が大きな助けとなります。
プレゼンやディスカッションなども実践しやすい環境です。
異文化交流や国際的な人間関係を広げたい方
語学だけでなく、世界中の価値観に触れたいと考える方にとっても日本人が少ない学校は理想的な場です。
日々の生活の中で、韓国、台湾、ベトナム、中東、モンゴル、タイなど、多様な国からの学生と交流する機会が多く英語を通じて相互理解が深まります。
「通じ合えた」という成功体験は、語学の枠を超えた自信となっていきます。
日本人が少ないフィリピンの語学学校7選
続いては英語漬けの環境で学びたい方向けに、日本人比率が比較的低くかつ教育の質やサポート体制にも定評のある語学学校を厳選して紹介します。
各校の日本人比率の目安もあわせて記載しています。
(留学時期により変動の可能性あり)
1.Avon English Academy(セブ)|日本人比率:5%未満
Avon English Academyは、日本人比率が非常に低く多くの韓国・台湾・ベトナム人学生が在籍する多国籍校です。
授業は初級者から中上級者まで柔軟に対応可能です。
アットホームな雰囲気と静かな校風で、語学に集中したい方に適しています。
2.Brainy Tutelage English School(セブ)|日本人比率:10%未満
BTESは日本人比率はおよそ10%未満ととても日本人留学生が少ない学校です。
台湾やベトナム、モンゴル、タイなどの学生が多く、多文化の中で自然と英語でのやりとりが求められます。
1日最大8コマのマンツーマン授業で実践力を強化でき、初めての長期留学でも安心して過ごせる環境が整っています。
3.CGスパルタキャンパス(セブ)|日本人比率:15%前後
スパルタ式で有名なCGスパルタキャンパスは、EOP(English Only Policy)を厳格に運用しており、生活中の日本語使用も制限されます。
日本人学生は全体の15%程度と控えめで、多くの韓国・台湾の学生が在籍しています。
1日10時間におよぶカリキュラムは英語初心者~中級者向けで、本気で英語の勉強をし必ず成果を出したい方におすすめです。
4.First Choice English Academy(セブ)|日本人比率:10〜15%
First Choice English Academyは、学習者のレベルに応じた柔軟なカリキュラムと質の高い講師陣が魅力の学校です。
日本人比率は10〜15%程度と低めで、他国籍の学生と自然な英語交流が可能です。
親子留学も受け入れており、4歳のお子様からご入学することができます。
5.HELPクラークキャンパス(クラーク)|日本人比率:約10%
HELPクラークは、IELTS対策やスパルタ式英語学習に強みを持つ老舗校で日本人比率は約10%です。
授業は1日最大10時間の密度が高い構成で、試験対策を本格的に行いたい学生が集まっています。
校内ではEOPが厳格に守られており、英語漬けの生活が可能です。
特に本気で英語力を伸ばしたい社会人や進学希望者に適しています。
6.IU English Academy(セブ)|日本人比率:約5〜10%
IU Englishは、少人数体制と柔軟な個別対応で人気の語学学校です。日本人比率は5〜10%と少なく、多くの学生が韓国・ベトナム・台湾出身の留学生です。
講師はフレンドリーかつ丁寧な指導に定評があり、初心者でも安心できます。
またフィットネスコース等の独特なコースがあるのも特徴の1つです。
7.A&Jメインキャンパス(バギオ)|日本人比率:10%前後
バギオにあるA&Jメインキャンパスは、落ち着いた学習環境とバランスの取れた国籍構成が魅力です。
日本人比率は10%前後で、多国籍の学生と共に学びながら自然な英語表現を身につけられます。
マンツーマン指導を中心に最大1日8コマのマンツーマンレッスンを受講することができます。
バギオは治安が良く、生活面でも安心して滞在できます。
まとめ|環境選びが学びの質を左右する
日本人比率が高い学校と低い学校には、それぞれに利点と課題があります。
どちらが優れているというよりも、「自分がどんな環境で伸びるのか」「どんな目標を持っているのか」を明確にすることが留学を成功させるための最も大切なポイントです。
今回紹介した7校は日本人が比較的少なく、多国籍の環境で学べる貴重な学校です。
「英語漬けで過ごしたい」「国際的な経験を積みたい」といった方にとって、大きな成長の場となるはずです。
ぜひ自分の目的やスタイルに合った留学先を見つけてください。
どの学校が自分に合っているか迷っている方や、より詳しい情報を知りたい方はフィリピン留学専門エージェント「ファーストイングリッシュ」までお気軽にご相談ください!
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