
「ワーホリに行く前に、わざわざフィリピン留学を挟す意味ってあるの?」「お金も時間もかかるなら、いきなりワーホリに飛び込んだ方がいいのでは?」というご相談をよくいただきます。
結論からお伝えすると、すでにある程度英語でコミュニケーションが取れる方は、必ずしもフィリピン留学を挟む必要はありません。一方で、英語初心者〜初級者の方にとっては、ワーホリ前のフィリピン留学は「ほぼ必須レベルでおすすめ」と言えます。
この記事では、フィリピン留学専門エージェントであるファーストイングリッシュの視点から、フィリピン留学とワーホリをどう組み合わせると良いかを、英語力・費用・期間のバランスも含めて分かりやすく解説します。「フィリピン留学 ワーホリ」で情報収集中の方は、ぜひプラン作りの参考にしてみてください。
Contents
なぜ英語初心者は「いきなりワーホリ」よりフィリピン留学を挟んだ方がいいのか

ワーキングホリデーは、旅行ではなく「働きながら暮らす」制度です。英語がほとんど話せない状態で飛び込むと、仕事探し・生活・人間関係のどこかで必ず苦労します。そのギャップを埋める準備として、短期のフィリピン留学を選ぶ方が年々増えています。
「現地で何とかする」は想像以上にハードルが高い
「現地に行けば英語もなんとかなるだろう」と考える方は多いですが、実際には例えば仕事の面接や履歴書は最初から英語ですし、シェアハウスや職場ではネイティブや多国籍メンバーと会話をすることになります。さらに、銀行・携帯・役所など、生活の手続きも英語で行う必要があります。
と、スタート地点から英語が必要な場面の連続です。ここでつまずくと、仕事探しに時間がかかり、貯金だけが減ってしまう…というケースも少なくありません。
英語力が低いと「選べる仕事」が限られてしまう
ワーホリで人気の仕事(カフェ・レストラン・ショップ・ローカル企業のアシスタントなど)は、一定以上の英会話力があることが前提です。英語がほとんど話せない場合、例えば日本食レストランのキッチン中心の仕事や、日本人相手がメインのツアー会社や土産物店など、どうしても選択肢が限られがちです。もちろんそれが悪いわけではありませんが、「海外で現地の人と働きたい」「英語環境で挑戦したい」という方にとっては、事前の英語準備が大きな差になります。
ワーホリ前に「日常会話レベル」まで上げておくメリット
ワーホリ前のフィリピン留学では、まず自己紹介やこれまでの職歴・スキルの説明、アルバイト面接でよく聞かれる質問への受け答え、職場で使う簡単な指示・報告のフレーズといった「ワーホリで即使う英語」を、マンツーマン中心で集中的に練習できます。これにより、現地到着後すぐに動き出せるので、仕事が決まるまでの期間とストレスを大きく減らせるのがメリットです。
フィリピン留学は「行くべき人」と「行かなくてもいい人」がいる

すべての人にフィリピン留学が必要なわけではありません。今の英語力と、ワーホリでの目標によって、フィリピン留学の必要性は変わります。
ワーホリ成功のために必要な英語レベルとは?
目安として、次のようなレベルに当てはまるかをチェックしてみてください。英語で2〜3分程度、自分のことや日本での仕事を説明でき、ゆっくり話してもらえれば面接の質問内容は大体理解でき、職場での簡単な指示(Take this to table 3. など)を聞いて動けるかどうかという点です。
このレベルに達していれば、ワーホリ現地で「英語を使いながら成長する」ステージに進んでいけます。
すでに中級以上なら、「いきなりワーホリ」でもOKなケース
例えば、TOEIC700点前後以上で英会話にもある程度自信があったり、過去に1〜3ヶ月の留学経験があり日常会話には困らなかったり、外資系企業やインバウンド対応など英語を使う仕事の経験があるといった方は、フィリピン留学を挟まず、そのままワーホリに行っても十分戦えるケースが多いです。
この場合は、フィリピン留学に予算と時間を使うよりも、ワーホリ期間を延ばしたり、現地での専門学校や資格取得に投資する方が合理的な場合もあります。
英語初心者〜初級者は「事前フィリピン留学」が圧倒的におすすめ
一方で、中学英語もかなり忘れてしまっていたり、「Hello」「Thank you」レベルからやり直したいと感じていたり、リスニングがほとんど聞き取れず英語で話すのが怖いという場合は、ワーホリ前のフィリピン留学はほぼ必須レベルでおすすめです。
フィリピンでは、マンツーマンレッスンが標準で、初心者向けカリキュラムが非常に充実しているため、短期間で「英語への苦手意識」を大きく減らすことができます。
フィリピン留学でできる「ワーホリ前の具体的な準備」

では、実際にフィリピン留学では、ワーホリに向けてどのような準備ができるのでしょうか。ここでは、初心者の方が特に恩恵を受けやすいポイントを整理します。
マンツーマン授業で「話す量」を最大化できる
欧米の語学学校では10〜15人のグループレッスンが主流ですが、フィリピンでは1日4〜8コマのうち多くがマンツーマン授業です。
マンツーマンなら、自分のペースで分からないところを何度でも質問でき、先生を独り占めできるので発話量(アウトプット)が圧倒的に多くなり、シャイな人でも周りの目を気にせず話す練習ができます。とくに「英語で話すのが恥ずかしい」「間違えるのが怖い」初心者の方にとっては、これ以上ない環境です。
ワーホリでよく使う接客英語・面接英語を先取りできる
学校によっては、ワーホリを意識したカリキュラム(ホスピタリティ英語・接客英語・履歴書の書き方・模擬面接など)を用意しているところもあります。
たとえば、レストラン・カフェでの接客フレーズや、ショップ店員としての接客・商品説明、アルバイト面接でよくある質問への回答練習などを、ロールプレイ形式で集中的に練習できるため、ワーホリ先での仕事探しが格段にスムーズになります。
海外生活・英語環境への「慣らし期間」としても最適
フィリピン留学中は、寮生活やシェアメイトとの共同生活、学校スタッフや他国の留学生との英語コミュニケーション、タクシー・レストラン・ショッピングなどの生活英語を通して、海外生活そのものに慣れることができます。
この「慣らし期間」があることで、ワーホリ先でのカルチャーショックや緊張がかなり和らぎ、初日から動きやすくなります。
ワーホリ対策コースを活用した学習プラン例(3ヶ月・6ヶ月)

ここからは、フィリピン留学とワーホリを組み合わせるときの、具体的なモデルプランをイメージしてみましょう。学校によっては「ワーホリ準備コース」「Working Holidayコース」などを用意しているところもあります。
1〜3ヶ月:超初心者が「自己紹介&簡単な仕事の会話」まで
英語初心者の方の場合、まずは1〜3ヶ月のフィリピン留学で、基礎文法の総復習(中学レベルのやり直し)をしながら、正しい発音と簡単なスモールトークを身につけ、レジ打ち・配膳・案内などシンプルな仕事フレーズを固めていきます。
「聞かれたことに、短くてもいいから英語で返せる」状態を目標にすると、ワーホリスタート時の不安がグッと減ります。
4〜6ヶ月:面接・職場コミュニケーションを意識した実践練習
期間に余裕がある方は、英会話力をさらに伸ばして、またビジネスコースで模擬面接&履歴書添削(希望国・希望職種に合わせた内容)に取り組み、クレーム対応やトラブル時のコミュニケーション練習を行い、現地でよく使うスラングやカジュアル表現の習得にも挑戦するなど、「英語で働く」場面を想定した応用練習まで行うと、ワーホリ先での選択肢が一気に広がります。
ワーホリ前のオンライン英会話&帰国後の英語維持プラン
フィリピン留学の前後に、オンライン英会話を組み合わせるのも効果的です。
渡航前には簡単な自己紹介・あいさつをオンラインで練習しておき、ワーホリ中は仕事で使う英語フレーズをオンラインで復習し、帰国後もせっかく上がった英語力を維持・伸ばすために継続していくと良いでしょう。ファーストイングリッシュでは、フィリピン留学・ワーホリ・オンライン英会話を組み合わせたプランのご相談も承っています。
フィリピン留学とワーホリの「期間・費用」の考え方

「行く意味は分かったけど、費用面が心配…」という方も多いと思います。ここでは、ざっくりとした考え方の例をご紹介します。
総予算から逆算して「◯ヶ月+◯ヶ月」のバランスを決める
例えば、留学とワーホリを合わせた総予算(学費+渡航費+現地生活費)が決まっている場合は、フィリピン留学2〜3ヶ月+ワーホリ12ヶ月、あるいはフィリピン留学3〜4ヶ月+ワーホリ10〜12ヶ月といったイメージで、「英語の準備にどれくらい投資するか」を軸に期間配分を考えていきます。
フィリピンは欧米に比べて学費・生活費が安いため、同じ予算でも「勉強に使える時間」が長くなるのが特徴です。
なるべく費用を抑えたい人におすすめのパターン
費用をできるだけ抑えたい方には、フィリピン留学4〜8週間(1〜2ヶ月)+ワーホリ1年間フル活用というパターンが人気です。最低限の英会話力をフィリピンで身につけて、ワーホリ先では「働きながら英語力を上げていく」イメージです。
キャリアアップ重視の人におすすめのパターン
将来のキャリアや英語資格も視野に入れている方は、フィリピン留学3〜6ヶ月(英会話+試験対策)+ワーホリ8〜12ヶ月(現地での職務経験を重視)という組み合わせもおすすめです。
フィリピンで英会話力+TOEICなどの試験スコアを伸ばし、ワーホリ先では実務経験を積むことで、帰国後の就職・転職活動にもつながりやすくなります。
まとめ|英語初心者のワーホリ前にフィリピン留学は「大きな意味」がある
ここまで見てきたように、すでに英語で日常会話ができる中級者以上であれば必ずしもフィリピン留学は必須ではありませんが、英語初心者〜初級者にとってはワーホリ前のフィリピン留学が、仕事・生活・人間関係をスムーズにする強力な準備になると言えます。
特に、「ワーホリをきっかけに英語力を伸ばしたい」「現地で日本人だけの環境に偏りたくない」という方にとって、フィリピンでのマンツーマン留学は、とてもコスパの高い投資です。
ファーストイングリッシュでは、
- ワーホリ前提のフィリピン留学プランのカウンセリング
- ワーホリ対策コースや接客英語に強い語学学校のご紹介
- フィリピン留学 → ワーホリ → オンライン英会話まで含めた「2カ国留学」プランのご提案
など、お一人おひとりの英語力・予算・渡航時期に合わせたオーダーメイドプランをご案内しています。
「自分の英語力ならフィリピン留学は行くべき?」「どれくらいの期間で何ができるようになる?」といった具体的なご相談も大歓迎です。
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フィリピン留学専門エージェントとして、あなたにとってベストなフィリピン留学×ワーホリプランを一緒に考えていきます。






