
「フィリピン留学で試験対策もしたいし、英会話も伸ばしたい」「TOEICやIELTSのスコアも大事だけど、実際に話せるようにもなりたい」──そんなご相談を、私たちファーストイングリッシュにも本当によくいただきます。
結論から言うと、3カ月未満のフィリピン留学で「試験対策」と「英会話」をどちらも完璧にやり切るのはかなり難しいです。
欲張りすぎると、どちらも中途半端に終わってしまうことも…。
一方で、6カ月前後の留学で「3カ月は英会話」「3カ月は試験対策」にしっかり分けると、バランスよく力を伸ばしていけます(事前の英語力にもよります)。
この記事では、フィリピン留学で試験対策コースと英会話コースのどちらを選ぶべきかを、目的別・期間別にわかりやすく整理します。
ご自身に合うコース選びの参考にしてみてください。
Contents
フィリピン留学の試験対策コースと英会話コースの違い

まずは、「試験対策コース」と「英会話コース」が、そもそも何を目的としているのかを整理しておきましょう。
どちらもフィリピン留学の強みであるマンツーマン授業を活かして学びますが、カリキュラムの作り方や先生の教え方、宿題の内容がまったく違うことが多いです。
試験対策コース:TOEIC・IELTS・TOEFLなど目標スコアに直結
試験対策コースは、TOEIC・IELTS・TOEFL・英検などの特定の試験でスコアを伸ばすことに特化したコースです。
授業では過去問や模擬テストを使いながら、試験形式に慣れることと、スコアアップに必要なテクニックを徹底的に練習します。
例えば、IELTS対策ならライティングのタスク1・タスク2の型を覚え、テンプレートを使って何度も書き直します。TOEIC対策ならパートごとの時間配分や、よく出る文法・語彙を集中的に押さえます。「スコアという結果」に直結しやすい反面、生の会話量は英会話コースより少なくなることもあります。
英会話コース:日常会話からビジネスまで「話す・聞く」の量を最大化
一方、英会話コースは、話す・聞くを中心に総合的なコミュニケーション力を伸ばすコースです。
日常会話、旅行英会話、ビジネス英会話など、目標に合わせて会話練習のテーマを変えながら、表現のストックと瞬発力を高めていきます。
文法や語彙も扱いますが、「テストの問題として解く」のではなく、会話の中で自然に使えるようにするためのインプットがメイン。
授業中はほとんど英語で話し続けるため、「英語で考える」感覚が身につきやすいのが特徴です。
どちらもフィリピン留学ならマンツーマンをフル活用できる
フィリピン留学の最大の魅力は、マンツーマン授業のコマ数が多く、先生にたくさん質問できることです。試験対策コースなら、分からない問題をその場ですぐ聞けるので、独学より圧倒的に効率が上がります。
英会話コースなら、自分のペースやレベルに合わせて、ひたすら会話量を増やすことができるため、人前で話すのが苦手な日本人には特に相性が良いスタイルです。どちらを選ぶにしても、マンツーマンを活かせるのがフィリピン留学ならではの強みです。
3カ月未満のフィリピン留学で両立は難しい?期間と英語力から考える

「どうせなら試験対策も英会話も、どっちもやりたい!」と思うのは自然なことです。ただし、留学期間が3カ月未満の場合は、両方を同時に追いかけると中途半端になりやすいのが現実です。
ここでは、なぜ短期留学での両立が難しいのか、そして両立を目指すならどのくらいの期間が必要なのかを整理します。
短期留学で「試験対策+英会話」を同時進行しづらい理由
3カ月未満のフィリピン留学では、生活に慣れるだけでも意外とエネルギーを使います。
そこに、試験対策の難しい長文読解やライティング、文法演習と、英会話でひたすら話す練習を同時に詰め込むと、復習する時間や頭の余裕が足りなくなりがちです。
結果として、「どちらもやった気はするけど、スコアも会話力も中途半端…」という状態になりやすく、本人の満足度も伸びの実感も薄くなってしまうリスクがあります。
本気で両立するなら「3カ月英会話+3カ月試験対策」の6カ月プラン
試験対策も英会話も本気で両方取りに行くなら、目安として6カ月前後のフィリピン留学をおすすめします。
例えば、
- 最初の3カ月:英会話コースで基礎力・会話力を底上げ
- 後半の3カ月:試験対策コースで目標スコアに向けて集中トレーニング
という流れです。英語の土台が弱いまま試験対策に入ると、授業の半分以上が「問題の意味を理解する段階」で終わってしまうこともあります。
先に英会話コースでリスニング・スピーキング・語彙・文法のベースを上げておくと、試験対策の授業内容がグッと頭に入りやすくなります。
もちろん、もともと英検準1級レベル・TOEIC700点以上など、ある程度の英語力がある方なら、もう少し短い期間でも両立が可能です。
ですが、英語にブランクがある方や中級未満の方は、6カ月を目安に考えると失敗が少なくなります。
短期しか行けない場合は「事前学習+留学中はどちらかに絞る」
仕事や学校の都合で、どうしても1〜2カ月しかフィリピン留学に行けない方も多いと思います。
その場合は、
- 出発前:日本で文法・単語・リスニングの基礎を自習
- 留学中:英会話コースまたは試験対策コースのどちらかに絞る
- 帰国後:オンライン英会話や問題集で弱点を継続フォロー
といった形で、「留学中は一点集中」にする方が成果が出やすくなります。短期留学だからこそ、目的を絞ってマンツーマン授業をフル活用することが大切です。
目標スコアが絶対に必要な人は試験対策コース一択

次に、フィリピン留学で試験対策を優先すべきケースを整理します。
進学や就職、海外移住などで「このスコアがないと話にならない」という状況なら、迷わず試験対策コースを選びましょう。
海外進学・就職・永住権など「スコア必須」の場面
たとえば、
- 海外大学・大学院進学で「IELTS6.5以上」などの条件がある
- 外資系企業への応募で「TOEIC800点以上」が必須になっている
- 看護師・薬剤師など専門職のライセンス取得に一定スコアが必要
- 永住権・ビザ申請の条件として、英語試験のスコアが求められる
といった場合、目標スコアを取れなければ計画そのものが進まないため、英会話よりも試験対策が最優先です。
「話せるようになったからOK」というわけにはいきません。
試験対策コースのカリキュラムと伸び方のイメージ
試験対策コースでは、通常、
- レベルチェックと目標スコアの確認
- 弱点パート(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)の分析
- 毎日のマンツーマンで弱点を集中的にトレーニング
- 週1〜2回の模擬テストとスコア推移のチェック
といった流れで、「どのパートをどれだけ伸ばせば目標に届くか」を逆算しながら授業が進みます。
独学ではなかなか気づきにくい「読み方の癖」「時間配分のミス」「解答の癖」なども、マンツーマンなら講師が細かく指摘してくれます。
独学との違い:毎日フィードバックがもらえる環境
日本での独学でも、問題集やオンライン講座を使えば試験対策は可能です。ただ、「分からないポイントを誰にも聞けない」「自分の答案を添削してもらえない」という状況になりがちです。
フィリピン留学で試験対策コースを選べば、毎日ライティングを添削してもらい、スピーキングを評価してもらえるため、短期間でもスコアに直結する改善がしやすくなります。
目標スコアが絶対に必要な方にとって、この環境は大きなアドバンテージになります。
スコアが「絶対条件」でないなら英会話コースがおすすめ

一方で、「スコアはあれば嬉しいけど、絶対条件ではない」「まずは英語で話せる実感がほしい」という方も多いはずです。
その場合は、フィリピン留学では英会話コースをメインに選ぶことをおすすめします。
「話せる実感」を優先したい社会人・大学生に向いている
たとえば、
- 仕事で簡単なメールやオンラインミーティングに対応できるようになりたい社会人
- 将来のキャリアのために、まずは英語に慣れておきたい大学生
- 海外旅行やワーホリに備えて、日常会話をスムーズにしたい人
など、すぐにスコアが必要なわけではない方にとっては、「話す・聞く」の経験値を増やす英会話コースの方が満足度が高くなりやすいです。
スコアは後からでも取れますが、英語で話すことへの抵抗感をなくすには、まとまった会話練習の時間が必要です。
英会話コースで身に付く力は試験対策にもつながる
英会話コースは試験のための授業ではありませんが、
- リスニング力が上がることで、TOEICやIELTSのリスニングセクションが楽になる
- 瞬発的に文章を組み立てる力が、スピーキングテストにそのまま活きる
- 会話の中で使ってきた表現が、ライティングのアイデア出しに役立つ
など、結果的にフィリピン留学での英会話の経験が試験対策にもつながるケースは多くあります。
特に、「内容は思いつくけれど英語で言えない」という状態から脱出したい方には、英会話コースが近道です。
試験対策は自習とオンライン講座で補うという選択肢
「スコアも気になるけど、留学中は英会話に集中したい」という方は、
- 日本にいるあいだに、試験問題集で形式に慣れておく
- 留学中は英会話コースを選びつつ、空き時間に模試を解いてみる
- 帰国後にオンライン講座や通学スクールで試験対策に専念する
という流れも現実的です。試験対策のテクニック部分は、独学やオンラインでも十分に身につけられる部分が多いため、フィリピン留学では「英語で話す筋肉をつける」ことにフォーカスするのも賢い選択です。
フィリピン留学で後悔しないためのコース選びチェックリスト

最後に、試験対策コースと英会話コースのどちらを選ぶか迷っている方のためのチェックリストをご用意しました。
ご自身の状況に照らし合わせながら、どちらが今の自分に合っているか考えてみてください。
現在の英語力とゴールを具体的な数字で言語化する
まずは、
- 現在のスコア(TOEIC、IELTS、英検など)
- 目標スコアと、その達成期限
- スコア以外のゴール(会議で発言したい、留学先で友達を作りたい等)
を紙に書き出してみましょう。「今◯点で、いつまでに◯点必要なのか」がはっきりすると、試験対策コースを優先すべきか、英会話を先にやるべきかが見えてきます。
留学期間・予算・タイミングの制約を整理する
次に、
- 実際にフィリピン留学に行ける期間(何週間〜何カ月)
- 仕事・学校・家族の予定との兼ね合い
- フィリピン留学の予算と、追加で使える学習費用(オンライン講座など)
を整理しましょう。3カ月未満しか行けないのか、6カ月前後まで取れるのかによって、現実的なプランは大きく変わります。
「英会話→試験対策」と分けて学ぶのか、「今回は試験対策に振り切るのか」など、組み立て方を考える材料になります。
フィリピン留学に強い専門エージェントに相談して学校を選ぶ
同じ「試験対策コース」「英会話コース」でも、学校によって授業のスタイルや強みは大きく違います。
IELTSに強い学校、TOEIC実績が豊富な学校、社会人向けにビジネス会話を得意とする学校など、特徴はさまざまです。
どの学校が自分の目的に合っているかを一人で判断するのは難しいので、フィリピン留学に特化した専門エージェントに相談することをおすすめします。ご希望のスコアや期間、英語力を共有していただければ、試験対策重視か英会話重視かも含めて、一緒に最適なプランを考えることができます。
まとめ|フィリピン留学の試験対策も英会話も、まずはファーストイングリッシュへご相談ください
ここまで、フィリピン留学で試験対策コースと英会話コースのどちらを選ぶべきかを整理してきました。
- 3カ月未満の留学で「試験対策+英会話」を両立するのは難しい
- 本気で両立するなら、3カ月英会話+3カ月試験対策の6カ月プランが理想的(事前の英語力にもよる)
- 目標スコアが絶対に必要な人は、迷わず試験対策コースを優先
- スコアが絶対条件でないなら、英会話コースで「話せる実感」を優先し、試験対策は自習やオンラインで補うのも有効
とはいえ、実際にご自身の状況に当てはめて考えると、「やっぱり迷う…」という方も多いと思います。
私たちフィリピン留学専門エージェント・ファーストイングリッシュでは、
- 現在の英語力・目標スコア・キャリアプランのヒアリング
- フィリピン留学の期間や予算に合わせたコース設計
- 試験対策コースと英会話コースのどちらを優先すべきかのアドバイス
など、無料カウンセリングで一人ひとりに合った留学プランをご提案しています。
「フィリピン留学で試験対策をしたいけれど、英会話も捨てがたい」「自分の期間とレベルで、現実的にどこまで狙えるのか知りたい」という方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
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