電車はあるの?フィリピン留学で日常移動に使う乗り物まとめ

日本では、電車やバスが時間通りに走っているので、日常の移動手段として、それらを利用している方も少なくないのでは。

ただ、日本に住んでいると、なかなか気づきませんが、電車やバスが時間の狂いなく走って目的地まで無事に運んでるくれるって、実は、とってもスゴイことなんです。

特に、後進国に行けば、電車やバスが時間通りに来ない。何の案内もなく、運休する。なんてことは、日常茶飯事。

そもそも、電車やバスの路線が整備されている国も、それほど多くはないですから。

 

フィリピンは、マニラには電車がございますが、一般的な留学エリアであるセブ島やバギオに電車はございません。

では、現地のフィリピン人は、どうやって普段の移動をしているのかというと、日本では馴染みのない乗り物が普段の移動手段になっています。

フィリピンの代表的な乗り物には、3つあるのですが、これを使いこなせないと、フィリピンでは快適に生活することができないでしょう。

フィリピンで留学するなら、ぜひ、覚えておきたい日常生活の移動手段として使う代表的な乗り物を3つご紹介いたします。

フィリピン留学中の外出・移動について

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まずフィリピン留学ではどのような時に車やバス、電車での移動が必要かチェックしてみましょう。

 

欧米留学であれば、ホームスティやアパートに帰るための移動が必須ですよね。

フィリピン留学は寮に滞在します。しかも寮は学校と同じ敷地内にある場合がほとんどですので、基本的にはあまり移動は発生しません。

移動が必要なのはプライベートで遊びに行くときだけ、となります。スパルタ校であれば平日は外出禁止なんて語学学校も・・・

ですのでフィリピン留学は、移動がとても少ない留学、と言えるでしょう。

 

また学校と寮が離れている場合でも、基本的には学校の送迎がございます。

ですので、電車がなくてもあまり不便がございません。

フィリピンでの移動手段の定番!ジプニー

フィリピン留学中の乗り物ジプニー

 

まず1つ目の乗り物・移動手段はフィリピンや東南アジアでは定番の「ジプニー」です。

ジプニーとは、ジープを改造した小型のバスのような乗り物で、車体ごとに決まった区間を往復しています。

基本的には、区間内であれば、乗りたい所で乗ることができますし、降りたいところで降りることができます。ジプニーに乗る時は、タクシーと同じように手を上げると、ジプニーが近づいてくるので、後ろから乗り込みましょう。

 

ジプニーは、乗り込んだら、まず、先に料金を支払うのが特徴です。
その料金システムも独特で、ある一定の範囲内ならどこで降りても同じ料金。

日本人にとって、馴染みがない料金システムですが、運転手が一人一人の料金を計算するのがメンドクサイからというフィリピンならではの料金体系ですね。

また、その料金の渡し方も独特で、運転手から遠い座席に座った場合、隣の乗客にお金を渡して、リレー形式で運転手に渡してもらいます。

お釣りがある場合は、運転手から同じようにリレー形式でお金が渡ってきます。降りたい時には天井を2回叩くと、「降ります」というサイン。

このサインを送ると、運転手はスピードを落としてくれるので、素早く降りましょう。

ジプニーで気をつけなければいけないのは、いつどこで誰が乗り降りするかが分からないので、目的地への到着時間が読めないところです。

 

また、ジプニー内では、スリや盗難といった事件が多いので、語学学校によっては利用を禁止している学校ございます。

ジプニーに一人で乗る時は、ゼッタイ居眠りはやめましょう。

留学に来たばかりのうちは、地元のフィリピン人(先生等)と一緒に乗るようにしましょう。

貸し切りだとリーズナブルなトライシクル

 

ジプニーがジープを改良した乗り物なのに対して、トライシクルはバイクを改良した乗り物バスですね。
バイクの、サイドカーのようなモノに乗り込む乗り物です。

トライシクルもジプニー同様、道端で手を上げるのが「乗ります」というサイン。日本のタクシーと同じですね。

乗り込んだら、振り落とされないよう、ポールなどにしっかりつかまっておきましょう。

また、ジプニーのように料金が一定ではなく、乗った分だけという料金システムなので、タクシーのようにメーターがありません。

後で運転手とモメないよう事前に料金の交渉をしておくことが必要ですね。人数や距離・運転手によって料金はまちまちです。

高額料金を提示してくる運転手も多くいるため、注意が必要です。

特に、近距離だとトライシクルの料金は、格安ですが、長距離になると、エライ高い金額を要求してくるケースもありますから、注意しましょう。

またトライシクルもジプニーと同じく、しっかりと認可をとった乗り物ではございませんので、トラブルや危ない目にあってしまうこともございます。

1人だけで乗ることや女性だけで乗ることは避けるようにしましょう。。

トライシクルは丸一日貸し切ることもできるので、留学中の休みを利用して、1日使って観光したい時など、上手く使えば、安くて快適な乗り物といえるでしょう。

一番安心な乗り物!タクシー

タクシー

 

ジプニーやトライシクルに比べれば、料金が高いですが、それでも日本のタクシー料金に比べると、その破格の安さです。

乗る時は、日本と同じように、手を上げてタクシーを停めてから、乗り込みます。

ほかの乗り物と比べて、タクシーは安心して乗ることができますので、留学中の基本の乗り物となります。

料金もメーター制なので、走った距離に応じて、料金を支払うことになるのですが、乗ったらまずは、運転手がメーターの計測ボタンを押したかどうかを確認しましょう。

そうしないと、「メーターが壊れていた」とかなんとか理由をつけて、後でボッタクられる可能性があります。また、タクシーに乗る前には、財布の中に小銭があるかどうかを確認しておきましょう。

「小銭がない」という理由で、お釣りを渡さない悪徳運転手も中には、いるからです。

多少なら、チップとして渡すのはアリでしょうが、タクシー料金よりも多く払ってしまってはアホらしいですよね。

最近では配車アプリのgrabがフィリピンでは人気です。

grabタクシーであれば最初から料金が決まっていますので、料金交渉やぼったくりの心配もありません。

留学前にアプリをダウンロードしておきましょう!

まとめ

フィリピン留学で、現地の生活で使う普段のアシとなる乗り物を3つ紹介しました。

ジプニーやトライシクルは、日本で馴染みのない乗り物なので、事前にシステムを理解しておかないとトラブルのもとになってしまいます。タクシーが最も安全なのですが、ボッタくりの可能性もあるので、現地の料金相場は、把握しておきたいですね。

フィリピンで日本人が一番トラブルに巻き込まれやすいのが、乗り物のトラブル。乗り物内でのボッタクリやスリ。人気のないところに連れて行かれて、運転手にお金や持ち物を脅し取られたという事件も少なくありません。

フィリピンに慣れないうちは、料金が高いですが、タクシーを使うことをオススメします。

現地の暮らしに慣れてから、ジプニーやトライシクルといった乗り物にチャレンジしてみましょう。

乗り物を上手く使うことで、フィリピンでの生活を快適に楽しみたいものですね。