30日以上のフィリピン留学に必須!ビザを延長する際の注意点

フィリピン留学をする方には、留学期限を延長される方がいらっしゃいます。思ったより英語が伸びてないから延長したい、想像以上に伸びているからもっと学びたいなど理由は様々です。しかし、その時に1点だけ注意しなければいけないことがあります。それは「30日の滞在を超える場合、ビザの延長が必要である」ということです。もちろん学校に空席があることが条件です。次の留学者がいる場合はもちろんそちらを優先する必要がありますからね。さて、当記事ではそんな「フィリピンビザの延長」についてまとめました。当記事でしっかりフィリピンビザの延長のイロハを覚えておき、現地で焦らずに手続きできるようにしておきましょう。それでは早速見ていきます。

フィリピンの30日以上の滞在はビザに注意

パスポート

日本国籍を持っている私たちは、フィリピンにて30日間はビザを取得する必要がなく、なんと観光ビザにて滞在することができます。「日本のパスポート」はちょっとした力を持っていて、事前の申請なくとも143ヶ国に入国可能なんですよね。これは私たち日本人が享受できる大きな恩恵なので、ぜひとも利用したいものですね。しかし、上でも少し触れましたが、ここで一つ注意点があります。それはフィリピンでは30日以上滞在する場合はビザを更新する必要がある、ということです。これは「やったほうがいい」ではなく「全ての留学者がやらなければならない手続き」であり、絶対に守る必要があります。滞在ビザを変更する場合は、フィリピンについてから移民局にて延長手続きを行います。この時、最長で3年までビザの延長が可能です。海外という異国の地では楽しいことも多く、ついつい手続きの面をおろそかにしてしまいがち。なので出国前にこの記事を参考にしてしっかり学んでおくようにしましょう。それでは、次に「現地でどのようにビザを更新するか」についてご説明いたします。

現地でのビザ更新の方法

それでは、現地でのビザ更新はどのように行えば良いのか、気になる方は多いかと思います。この項目では、「現地でのビザ更新の方法」について少し見て行きましょう。フィリピンでビザを更新するために、まずはイミグレーションに向かう必要があります。セブ島であれば、Jモールという建物内にイミグレーションがあります。

イミグレーションオフィス

住所:J Centre Mall V.Albano Mandaue City Cebu

電話番号:032-3456442 / 032-3456443 / 032-3456444

営業時間:平日午前9時~午後5時半まで

次に大事なのは持ち物です。イミグレーションに行って持ち物を忘れてしまったらまた戻って準備からやり直さねばならないので面倒臭いです。なので、ここで確認して確実に持っていくようにしましょう。必要な持ち物は、次の3つです。

パスポート

こちらはコピーではなく現物を持っていくようにしましょう。

写真

写真は2インチ×2インチのものを二枚持っていけば問題ありません。手続きでは2枚求められることもあるし、1枚だけで済む場合もあるので、2枚もっていけばまず問題ありません。なお、必ずしもフィリピンで撮影したものである必要はなく、日本から持ってきたものでも全く問題はありません。

ビザを延長するのに必要な費用

そして最後は、ビザを延長するのに必要な費用、これも必要です。意外と高額な料金がかかるので、こちらも確実に持っていくようにしましょう。フィリピンではクレジットが使えない場所も多いので、必ず現地の現金で持っていくように注意しましょう。また、60日以上滞在していている方は「ACR I-CARD」というカードも必要です。このカードについての説明はここでは割愛します。気になる方はこちらからご確認ください。

イミグレーションのあるビルに到着したら、早速中に入りましょう。写真をもし持っていない方であれば、建物内で写真を撮れる場所があるので、先に写真を撮っておきましょう。(Jモールの場合)。そして係員の方に「ビザの延長にきた」と伝えるとビザ延長の申請用紙が渡されます。用紙はもちろん英語で書かれており、なかなか理解しがたい箇所もあります。戸惑う方も多いでしょう。自分もそうだろうな、と思う方はこちらに項目の日本語訳が記載されているのでぜひとも参考にして見てください。

記入が終わったら「RECIEVING」という窓口があるので、そちらに用紙を提出します。そうすると10分強ほどで申請用紙とパスポートに加えて支払い金額が記載された紙が渡されますから、Casherの窓口で料金の支払いを行いましょう。それが終わったら、しばらく待つことになります。フィリピンのイミグレーションでは長時間待たされる場合が多く、90分ほど待たされるケースもあるそうです。暇つぶしを持っていったり、他の方と話して英語をブラッシュアップさせる機会にするのが良いでしょう。最後に「RELEASING」と書かれた窓口にて受領書にサインをすれば、無事手続き完了です。

ビザ更新の注意点

検査室

ビザ更新の手続きについては上記の項目で一通りでさらえると思います。当記事最後のこの項目では、ビザ更新の際に注意すべき3つの点についてご紹介します。

ビザ更新の費用

1回目のビザ延長は、1ヶ月あたり3030ペソ、2回目は4300ペソ(2ヶ月延長の場合は4800ペソ)、3回目は2330ペソ(2ヶ月延長の場合は2830ペソ)かかります。先ほど少し触れたACR-Iカードの発行費も別途かかる場合もあるのでこちらは適宜調べておくようにしましょう。先の項目の「持ち物」に「費用」と記載されていますが、上記を参考に、必ず現金で持っていくようにしましょう。

(基本的にが学校が代行します。費用は学校ごとに若干異なります)

延長できる期間

基本的に1ー2ヶ月の延長をする方が多いのですが、2ヶ月の延長を2回行い、かつACR-Iカードを所持している方であれば、なんと6ヶ月の延長も可能です。(2回しかできませんが。)延長は最大で3年までできるので、「これ以上延長できない」という事態になることはほとんどないかと思われます。

オーバーステイしてしまった場合

ビザの更新を忘れて期限を超えて滞在してしまった場合はどうなるのでしょうか?多くの方が「オーバーステイをしてしまった」という事実に気づくと焦ってパニックになってしまうかと思います。そこで、ここで情報を記載しておくのでしっかりご確認ください。事実、一度オーバーステイしたからといって大きな罪に問われることはまずありません。しかし、違反といえば違反なので、毎月510ペソの罰金が科されてしまいます。なのでもし万一オーバーステイしてしまっても焦ることなく、気づいたその日のうちに罰金を支払いに行くようにしましょう。しかし、オーバーステイは少しの間であれば問題ありませんが、長期間になると逮捕される場合もあるそうです。オーバーステイして罰金を支払ったら、その後どのような手続きを踏めば良いのか、現地の人にしっかりと聞いておくように注意しましょう。

まとめ

フィリピンだけでなく、海外に入国する際はいつ何が起きるか分かりません。特にビザでトラブルがあった場合、不法入国になってしまう場合もあり、次回その国を訪問しづらくなる可能性があります。そのため、出来るかぎり、ビザには細心の注意を払い、安心してフィリピンに滞在できる状態にしましょう。